さっむ
みなさんご機嫌よう。夜勤明け林道でございます。
林道に来るたびに必ず道に迷っているかのように思われるかも知れませんが、
それは探索ツーリングだからなのです。むしろ当然のことなのです。
ですが分岐にさしかかるたびに地図を見てアレコレと悩む、
それはもっぱらエトリ氏の担当でありまして、
それはもっぱらエトリ氏の担当でありまして、
「あー、こっちでいいんじゃないですか?たぶん。」
などと適当な思いつきをその場で披露するのがわたくしの役割なのであります。
実際、わたくしの脳内ではより良きライディングを感じ取ること以外アタマになく、
今走ってる場所が北海道のどこなのかも実はあんまりわかっていないのです。
今走ってる場所が北海道のどこなのかも実はあんまりわかっていないのです。
あの一番高い山は愛別岳と言うそうです。
美瑛から林道をつないで、層雲峡に近い上川方面まで抜けて来た模様です。
片道で100キロぐらいというところでしょうか。
片道で100キロぐらいというところでしょうか。
北海道の地理などに詳しくはない方々のため、てみじかに申し上げれば、
『ワケのワカラン山の中をビービー走ってたら、えぇ?ココどこやねん!!』
といった具合でございます。
次はアンガス牧場の展望台にまいりました。
ここは不自然に真っ黒なアンガス牛たちが自然に近い状態で交配しまくっている聖域だそうです。
そんなアンガス牛は近くのレストランで食べられます。
そんなアンガス牛は近くのレストランで食べられます。
ここでアンガスの群れになぜか近づいてゆくエトリ氏を追ってみましょう。
写真的には彼が牛の群れに飲み込まれる衝撃の映像がぜひ欲しいところでしたが、
結局はボス牛らしき立派な方に威嚇されるだけで済んだようでした。
牛を怒らせると本当は怖いということをわたくしは幼児体験にて熟知しております。
いまだにどこだかよくわからない、国道沿いのドライブインです。
今頃になって告白いたしますが、実はこの日の林道ツーリング、
ここの『あげじゃがだんご』250円を食べるためだけにやって来たのです。
ここの『あげじゃがだんご』250円を食べるためだけにやって来たのです。
エトリ氏はこの無名のあげじゃがだんごに以前からぞっこん惚れこんでいるとのことで、
それならわたくしめもぜひ一度賞味してみたい、ということから、
この日のツーリングは計画されたのでございます。
それならわたくしめもぜひ一度賞味してみたい、ということから、
この日のツーリングは計画されたのでございます。
彼はなんと2串目にとりかかっているのです。
いくら好物とはいえ、それはいかがなものでしょうか。
さらに店の方にレシピまで尋ねてくる始末。
幸福そうな表情であります。
帰りは舗装路を使います。
途中には高速道路の無料区間もあり、
旭川を経由して美瑛に帰るのは意外と早くて1時間半ぐらいなのです。
途中には高速道路の無料区間もあり、
旭川を経由して美瑛に帰るのは意外と早くて1時間半ぐらいなのです。
しかし、それにしても冷えました。
気温は18度です。
わたくしが冬用のジャンバーに冬用のグローブを装着して走っていたのは言うまでもなく、
わたくしが北海道ではほぼ一年中似たような格好をしていることもまた、言うまでもありません。
エトリ氏の薄着加減を見て、わたくしのほうが寒くなってしまいます。
さすが、ツーリング中に温泉に入ることのできる人は違うと感心いたしました。
気温は18度です。
わたくしが冬用のジャンバーに冬用のグローブを装着して走っていたのは言うまでもなく、
わたくしが北海道ではほぼ一年中似たような格好をしていることもまた、言うまでもありません。
エトリ氏の薄着加減を見て、わたくしのほうが寒くなってしまいます。
さすが、ツーリング中に温泉に入ることのできる人は違うと感心いたしました。
そう。
見た目はまだではありますが、さながら秋の行楽ツーリングでありました。
見た目はまだではありますが、さながら秋の行楽ツーリングでありました。
5月に履き替えたばかりのオフロード向けリアタイヤは無情にも磨り減り、
秋風はわたくしの胸と懐を同時にふきさらしてゆくのであります。
それでいて、
あの土の上、石の上をザリザリと走り抜けてゆく冷えた情熱ともいうべきものは、
ときおりわたくしを無限の境地へとさらってしまうのであります。
寒中に暖をとるような想いを、
8月にしてはやくも味わってしまうのであります。
秋風はわたくしの胸と懐を同時にふきさらしてゆくのであります。
それでいて、
あの土の上、石の上をザリザリと走り抜けてゆく冷えた情熱ともいうべきものは、
ときおりわたくしを無限の境地へとさらってしまうのであります。
寒中に暖をとるような想いを、
8月にしてはやくも味わってしまうのであります。