たまに行くならこんな口

神戸の中心地である三宮には、昭和8年(1933年)からある古い地下出入り口があるらしい。

これか。確かにあったわ。

たまたま三宮に行く用事があったので見にきたら、本当にあった。

A14出入り口、もしくはガリバートンネルとも呼ばれているらしいが、神戸生まれのシティボーイであるこの俺でもまったく存在すら知らなかった。

そもそもこれが何かというと、ただの地下道に入る出入り口である。

ちょっと降りてみる。

照明はともかく、狭い階段の左右の壁は90年近い年季があるのだろうとふんわり思わせる。

知らんけど。

こういうところに出てくる。いや入ってくるか。

どうでもいい。

この通路はJR三宮駅から味ののれん街という飲食店街に繋がっている。

俺がそこで飲食したことはもちろんない。

今回も飲食しないので、じゃあちょっと上がってみる。

どういう人がこの狭い出入り口を利用するのかよくわからないのだが、飲食店から出て特定方面のバスに乗る人なら使うのだろうか。

もしくは俺みたいなよくわからないヤツが使うのだろう。

裏はなぜか草が生い茂っている。

 

震災も空襲も乗り越えてきた、90歳の小さな出入り口だ。

しかし三宮駅周辺は今大規模な再開発中なので、この歴史ある出入り口が無くなる可能性もある。

そんなわけで見てきたし、記念に写真も撮っておいた。

特に深い思い入れもないが、誰かの役には立つかもしれない。

 

ほなまた。