2011-05-01から1ヶ月間の記事一覧

旅の装備の話 その他編

アイスランドで、股の痛みと同じく最後まで苦しんだのは、ザックによる肩の痛みだった。 問題は20キロ以上の重さというよりも、ザックそのもの。 登山・長旅用の本格的なモノではなかったのだ。 そこで今回は、本格的なアウトドア用品を扱う店で長時間に渡っ…

旅の装備の話 一輪車編

今日は時間があるので、今回の旅の装備についてでも書いてみようと思う。 去年のアイスランド一周での、あのタメになりすぎる教訓を得て、今回は数々のバージョンアップがなされているのだ。 まず、メインの一輪車について。 ベースは毎度お馴染みのマウンテ…

やすみ…

函館に着くには着いた。 宗谷岬を出発して、今日で12日目。 ひとまず北海道は縦断したし、筋肉はこれまでの走りですっかり固くなっている。 ついでに今日は5月31日だ。 そんなわけで、本日は思いきって、この旅初の休養日ということにする。 ライムライトに…

函館への道

どうせ今夜のうちに函館に着いてしまうのであれば、ライムライトに行ってみるか。 一旦そう思い立つと、スピードはさらに早まる。 今のハイパーぶりなら、完全に暗くなる前には函館にたどり着けるだろう。 これだけ熱い走りをすれば翌日はゲソゲソになってる…

ハイパー昆布舘

下り最速伝説に燃えている真っ最中の俺であったが、 お姉さんに手を振られたとあっては、もはや別次元の問題である。 怒濤のケイデンス(2回目)を緩め、ユニサイクルを降りる。 実は4人組であったこの人々は、詳しいことはわからないが、なんでも水泳の大…

樹林にて

勘違いしていた。 北海道後半にある2つの難所は、稲穂峠と黒松内の樹林地帯だと思っていたが、違った。 どうやらその樹林は黒松内ではなく、森町から七飯(ななえ)町へと至る、この樹海のことだったようだ。景色になんとなく見覚えがある。 しかし、バイク…

ヒラリ!ヒラリ!

向かい風が強くてほとんど乗れなくても、景色が良ければそれなりに楽しい。 そう、このへんまでは。 八雲から森へと至る国道5号、途中からヤバい。 昨日走った長万部ー八雲間が海沿いの快速ルートだったのに対し、このあたりは入り組んだ崖。険しい! こん…

それはいい!

雨さえ止めば、わりといい道だ。 国道5号線、長万部以降の海岸沿いルートである。 路肩は橋など一部をのぞけば広く確保されているし、アップダウンはほとんどない。 交通量が多く注意は必要だが、距離を稼ぐには適した道だろう。 この土日は、結構な数のバ…

障害物たち

その1。 調子よく走ってたのに、この看板のせいで止められた。 大した念力だと思う。 その2。 路肩に馬。 危ないことこの上ない。 すれ違い様に蹴り入れられたらロケットスタートじゃすまないぞ。 しかも、かわした!と思ったらそこに馬糞という周到な二段…

カニカニ言うからホラ変なモン踏んだだろうが!

日曜の早朝、ほとんどクルマも通らない道を走る。 黒松内の道の駅で朝起きたら、雨は止んでいた。よし、狙い通りだ。 まずは25キロほど走って次の町、長万部(おしゃまんべ)に向かうとしよう。 クルマも少なく、風も弱い森の中の道。 昨日の長めの休養の効…

濡れて乾いて

おそらく午後にはしっかり雨になるんだろうが、一時的に晴れて暑い。 カッパを脱いで身軽になり、まずは蘭越の道の駅を目指して軽快に走り出す。 登りは歩き、坂の頂点からSSRで乗って下る。 ここ数日の、最も効率良さげな基本型だ。 下りの勢いのまま長い直…

雨と牛歩ともらい物

ニセコの道の駅、朝4時起き。 すでにもう、うっすらと雨が降り始めているようだ。思ったより早い。 今日はやはり雨模様だな。しかし一日中ここで雨宿りしていても、あまりにヒマすぎる。 全身カッパの上に折り畳み傘をさし、5時には道の駅を出発。 雨も、…

偉容、羊蹄

羊蹄山はデカい。そしてカタチがキマってる。 俺にとっては大雪山連峰は見慣れた風景だが、 このあたりの人々は、ニセコ連峰を、そして何よりこの羊蹄山を、深く心に宿して育ってゆくのだろう。 落ち着いていい写真が撮れなかったので、せめて色々載っけてお…

稲穂峠の実力

ほなちょっと、一輪車で宇宙行ってくるわ。 そんな時代はそこまで来ているのか!?という近未来のユニサイクルライフを鋭く描写。 ウネウネ三脚の脚も写ってるけど。 そういった風味の道の駅、余市を早朝出発。 早朝じゃないとこんな写真撮れん。 余市を出て…

タコカレさん

わざわざこんな坂道まで出迎えに来てくれた彼女は、通称タコカレさん。 旅つながりで知り合った、小樽市民である。 が、この人に会うのはだいぶ久しぶりだ。 実は彼女、つい最近まで青年海外協力隊員としてアフリカのブルキナファソに赴任していた。 しかし…

S.S.R

昨夜泊めてもらった村上邸を出る。 出勤途中の彼は、俺を昨日クルマでピックアップした地点の近くまで乗せていき、そこで下ろしてくれるのだった。 さすがにわかっていらっしゃる! これで日本縦断旅の再開だ。 実は10年前のバイク日本一周中に彼にもらった…

花の女子大、と口に出してみる。

足の痛みのせいか、あまり一輪車に乗る気にならない。 本当は歩くより乗ったほうが足は痛くないんだが、それでもあまり乗らず。 まあ、こんな日もあるだろう。 札幌も手稲区に近づいたあたりで、ライダー仲間の村上さんに連絡してみた。 ちょうど17時過ぎて…

ふらっとタイヤ

よく寝た…。 朝目覚めた時に温かいなんて、何日ぶりだ。 このトラックステーションを見つけられたのは、本当にラッキーだった。 深く眠ったおかげで、全身の細胞が元気になっているのがわかる。 やはり人間、質の良い睡眠が必要だな。 当別町にあるトラック…

道後を制する者は四国を制す。

店内には、飲み物の自販機と大人向けのゲーム機類、大きな机、 そして、うどん・そばの自販機があった。 なるほど、外に『味自慢』のノボリを掲げていた正体はこれか。どれどれ。 メニューは天うどんか天そばの2種類しかなく、俺は試しに天そば250円をプッ…

見えざる壁

早朝、バス停を出たら、風が変わっていた。 昨日は追い風だったものが、完全に向かい風になっている。 これは一輪車で旅をしていると、よくあることだ。 長距離のユニサイクリングにとって、風向きはものすごく重要な意味を持つ。 風向き次第で一日の走行距…

宵影

陽は傾く一方だが、心と身体はホットだ。 どこまでも走れそうな気がする。 もし暗くなっても、歩道があれば特に危険ということもない。 一応、稚内で買ったテールランプをピカピカ光らせてみた。 他に誰もいない歩道上で、自分の後ろを点滅させてもしょうが…

斜光

北竜の道の駅をパスし、コンパクトな印象の北竜市街に入る。 調子が良くてガンガン走れる場合でも、市街地は降りて歩くことが多い。 人や自転車がいるし、路面に凹凸もあるからな。 もう町を出るかというところで、一人の男性に話しかけられた。 案の定、ど…

日差し・風

留萌からは、そのままオロロンラインを南下するルートを取らず、内陸まわりで行くことにした。 留萌より南のオロロンラインは人口密度が低く、道路の広さと食料の確保に不安があるからだ。 内陸まわりだと距離的には少々遠回りになるだろうが、等間隔に町が…

もうちょっとなんとかならんか、3題

1、オロロンラインのどっか 安直なようでいて、実は一晩悩み抜いたかもしれない節がある。 2、留萌市街 もはやこの街に能力者はいないのか。 3、思いつき ザックの背中が無愛想だと感じ、つい作ってしまった。 これでもう、旅の行き先を聞かれることもな…

あらあら

うお、更新もせず歯も磨かず寝てしまった。 ちょっとキテたらしいな。 今回はマメな歯磨きを励行しようと固く誓ったのに。 小平町の道の駅、おびら鰊番屋まで来たよ。 空もちょっと明るくなり、ようやくオロロンラインらしい海を見ることができた。 しかし夜…

伝説の復活か

朝に続いてまたもや雨が降りだしそうな天気の下、 羽幌の道の駅でぼんやりお湯を沸かしていると、 見知らぬ犬連れのおばさんが、フライドポテトをくれた。しかも結構な量だ。 「熱いうちに食べて!」 と、言っておられた。 おぉ、マダムキラー伝説再び。 他…

羽幌

富士見の道の駅を出たら、いきなり歩道がなくなった。 あれ、一旦途切れたかな?と思ったら、 そこから歩道は一部をのぞいてサッパリ姿を現さず、 とうとう42キロ走って羽幌(はぼろ)に着いてしまったわ。 あっれー、おかしいなぁ。 オロロンラインの歩道、全…

水際

夜中に横殴りの霧雨みたいなものが降り続いたらしく、外はすっかり濡れている。 寝床を厳選したおかげで、雨はテントに直撃こそしなかったものの、テントも寝袋もやっぱりしっとりと湿っているのだった。 経験者ならわかってくれると思うが、湿った寝袋で寝…

道の駅・富士見

やっとオロロンラインに入った。 天塩では道の駅でしじみコロッケと昆布もちと言う微妙なタッグを買って食ったが、それぞれ旨かった。 運動して腹が減ってるとなんでも旨いが、しじみもなかなかやりおったわ。 天塩ですでに17時。 普段ならそろそろ寝床を考…

実況

このさき路側帯ほそっ! 俺のユニサイクルレベルを上げたくてしょうがないらしいな! このへんはバイパスと平行しててクルマが少なめなので、まあまあユニサイクリング可。 はあ、天塩まであと17キロか…先なげぇー。