日差し・風

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留萌からは、そのままオロロンラインを南下するルートを取らず、内陸まわりで行くことにした。
留萌より南のオロロンラインは人口密度が低く、道路の広さと食料の確保に不安があるからだ。
内陸まわりだと距離的には少々遠回りになるだろうが、等間隔に町がある上に道の整備度も高いので、むしろ時間が短縮される可能性もある。

留萌を出てしばらくすると、急に天気が良くなってきた。
バキーンと照る太陽なんて、実にひさしぶりだ。眩しい。
走っているうちに暑くなり、ウェアの下に着ていたフリースを脱ぐ。

留萌から目的地の北竜へと向かう国道はやはり歩道の整備がよく、ひたすら走るのに適している。
今まではユニサイクリングと徒歩の合間に休憩を挟んでいたが、こうなるともう、徒歩を省いてしまったほうが効率がいい。
ちょうど今朝から、主に徒歩にまつわる脚の数ヶ所に痛みを抱えていたので、これは助かる。

この道で唯一の難所であろう、美葉牛(びばうし)峠はさすがに押して上がる。
そして下りは一気に滑り降りる。お楽しみの時間だ。
普段は触らないマウンテンユニサイクルのブレーキを、久々に操作ししちゃったりする。
冬にバイクで走るとメチャクチャ怖かったこの峠。
今では大したこともなかった。

峠を越えると北竜町。
一面のひまわり畑で有名な町なのだが、まだ早かったようで、全然ひまわりを見ない。
今はどこの農家もすっかり田植えで大忙しのようだ。

疾走する国道を、233から交差する275にチェンジ。
真っ直線に近いこの道路は、あと100キロ走れば札幌に着く。
追い風の中を快調に、まずは北竜の道の駅へ。
温泉施設がある、西洋風の城のような綺麗な道の駅だが、まだ17時だ。
もうちょい先にある雨竜の道の駅までも充分に行けるだろう。
北竜だの雨竜だの、きっと知らない人にとっちゃどうでもいい感じだが、
とりあえずそういう地名なんだからしょうがないよな。

今は調子がいい。
日が暮れるまでに、どこまで行けるだろう。