来たか。よし、入りたまえ。

10月のある日。
俺は初めて、レンタルで軽トラを借りてみたんだ…。
 
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すると、どうしたことだろう。
150キロほど走って帰ってきたら、荷台にはいつのまにか何かが載っていた…。
 
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こ、これは郵政カブ!
 
あの郵便配達専用の赤いマシンだ。
でも民間に払い下げられる時にはこうやってテキトーに黒く塗られたりする。
調べてみると年式は1980年製。型式はMD90Aで、6Vのニクイヤツだ。
 
いやぁ、一輪車の修理中にふとヤフオクを見たらコイツが終了まであと5分になっててね。
貴重な郵政カブの実働車なのに、古い6V車ってのと見た目のボロさが敬遠されているのか、妙に安い。
それでも終了間際には値段が跳ね上がるんだろうなーと思いつつ、
記念にピョッと入札してみたら、そのまま落ちてしまった。
…こんなんばっかり!…こんなんばっかり!!
 
そんなワケで、大雨のなか昨日引き取りに行ってきたよ、レンタカーで。
前から試しに軽トラをレンタルしてみたいと思っていたので、よい機会ではあった。
1日乗り放題でも3600円って安いよなぁ。これは使えるぞ。
 
で。
おもむろにやって来た郵政カブ。
 
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まずは試乗。
バイク好きの同僚たちにも乗ってもらい、意見を聞く。
 
元々は見た目のボロいこのバイクを塗装からやり直してピカピカにレストアしてみたかっただけなのだが、
さすがホンダというか、エンジンの調子も決して悪くない。30年前のバイクにしては驚異的だろう。
必要ならエンジンのオーバーホールもやるつもりでいたが、こちらはまだしばらく大丈夫そうだ。
 
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冬の郵便配達バイトで初めて郵政カブに乗った時、この専用車の性能には本当に舌を巻いたのだ。
普通のカブよりも悪路の走破性が高く、フレームから細部に至るまでやったら頑丈に造ってあるのも俺好み。
林道なんて走らせたら、時と場合によってはXR100モタードよりもグングン進んでいくかもしれない。
機会があれば所有してみたいとは思っていたが、こんなにもそこはかとなく手に入るとはなぁ。
 
あれ、そう言えばなんかこの前、バイクは複数あってもしょうがないとか言ってなかったっけ…?
いやいいんだ、こいつはレストアの技術を磨くために買ったのだから。可哀想なぐらい安かったしな!
 
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車格はXR100モタよりもちょっと大きい感じ。ちなみに90cc。
昔の北海道の郵政カブだけあって、ボロボロだがスノータイヤのスパイク付きを履いているのも気に入った。
これなら冬でもちょこっと遊べそうだ。
レストアが完成するまで登録はしないつもりなので、それまではこんな風に敷地内でしか乗れないけどな。
んー、何色に塗ろうか。
郵便カラーの赤は禁止らしいし、青や黒に塗る人は多いみたいだし、白は警察っぽいし…。悩みどころだ。
 
これからヒマな時にちょっとずつ気長に手を入れていくことにしよう。
グフフ、いいオモチャができたぞ。
原付道楽に乾杯。