小さな旅

今日はバイトもなく、予報の雨も降らず、なんだか穴の空いたような日であった。
 
ゴールデンカブに跨り、久々に一人カラオケにでもと行ってみたら満員。おい平日だぞ。
バイク屋に見物に行けば、目ぼしいバイクは高い。
海まで足をのばしてカブに潮風を浴びせ、
近郊を片手乗りでのんびりとパトロールし、
最寄のホームセンターでホットカフェオレを飲みながら脳を空白にしていたら、
 
イメージ 1
 
知らない人がマッチをくれた。
 
おやでも、俺のことを「キケンジさん!」と呼んだような気が…。
 
イメージ 2
 
なんとまぁ、このブログを読んでくれている人だった。
以前に何度か書き込みをしてもらったこともある、北海道出身の方。
ホームセンターの駐車場でたまたま俺のシャンパンゴールドを発見し、ビビっと来たのだという。
 
ほらな、やっぱ金でしょ。
俺も自分以外に2回ぐらいしか見たことのない面妖カラーだからな。
そこはかーとなく目立つのよ。
 
それにしても、そこに金カブが停めてあるというだけで、
よくぞ俺と思って声をかけてきてくれたものである。
人見知りな俺なら、8割ぐらいの自信があってもなかなか声はかけづらいシチュエーションだった。
 
イメージ 3
 
そんなことより、彼が乗っているマシンだ。
いじり倒した50ccスクーター。
懐かしい。
俺が学生ぐらいの頃、ヤンチャな連中は皆こんな風に原付を熱く激しく改造していたものだ。
そういう俺は今も昔もバイクの改造にはとんと興味がないのだが、
ふとこのマフラーを見て、
 
「ZEROチャンバー!」
 
というコトバが俺の脳内から勝手に出てきたのには自分で驚いた。
よく残ってたな、そんな単語。
今日を逃せば俺の脳から一生外出しなかったであろう秘蔵ワードだ。
 
そんな感じで、バイクや北海道やLED照明について、ひとしきり長話をさせていただいた。
知らない人物と出会い、語るのは時に大きな刺激となる。
今日の30キロ程度のカブツーリングもまったくムダにならなかったな。
 
よいことです。