6月30日 長い一日 前

 
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バヤモで2回目の朝。
この街は本当に良いところだ。しかし、いつまでもここにいてもしょうがない。
旅は、前に進めなくては。そして無事に終えなくては。
 
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本日もやっぱりデカいアルトゥーロに見送られて出発。
街で買い物するにはちょっと遠いけど居心地のいい宿だったよ。
ありがとう!
 
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街で泊まった後には毎度恒例のことだが、まずは街を出てあの何もない国道に出ないとな。
 
そういえば、ガイドブックには『バヤモは馬車の街』だと書いてあったのだ。
馬車の数が多くて人々の生活に馬車が密着している街だと。
でも個人的には皮肉なことに、このバヤモほど馬車を見かけない街はなかった。
ガイドブックは大変参考になるが、必ずしもアテにはならんものでもある。
 
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サンティアゴ・デ・クーバまでは、いよいよ129キロか。
のんびり行っても2日あれば着く距離だ。
 
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大きな街から街の間が129キロというのはキューバにしては長い方だが、
途中に小中規模の町もいくつかありそうだし、補給には問題ないだろう。
こうやって地図を眺めると、首都ハバナからは随分と離れたものだ。
距離的にも、時間的にも。
 
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バヤモを出て、大きな街の前後にありがちな二車線の広い道が終わり、
ようやく再び一輪車旅のムードになってきた。
 
今日も晴れて暑いなー。もはやほとんどラストランだからいいんだけども。
最後が雨だとしまらんもんな。
 
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ん?バス停に何か書いてあるぞ。
時間に余裕はあるし、ちょっと辞書を引っ張り出して訳してみるか。

遊びは生命を活発に、そして健康にする。君に教える、子よ。
 
…ぐらいなもんか?最後のEDUCA A TU.Hijoのところが怪しい。
 
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うわ、またあった。もう勘弁してくれ。
 
少年もしくは少女は遊びに適した場所を持たねばならない。
 
ってとこかな。
エルニーニョって直接的には少年って意味なんだぜ。
 
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20キロぐらいで最初の町休憩。
この店にはなんと温かいホットチョコがあり、かなり嬉しい。
そんな店のおっちゃんと少し話す。
 
「泊まりはどうしてるんだ。」
 
「カサパルティクラルと、あとはこのテントだよ。」
 
彼は驚き、そしておもむろに近くにいた知り合いらしき女性を捕まえて、
 
「ほら、チカだ。可愛がってもらいなさい。」
 
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チカっておい。おもいっきり熟女だろうが!!
まぁ、そんなキューバンジョークも、少しはわかってきたと。

残り日数の使い方をずっと考えている。
サンティアゴに仮に2泊しても、次の1日をサンティアゴからハバナへの移動日とすると、
結局ハバナに5泊もせねばならないことになる。長すぎる。
だからといって、サンティアゴからさらに東に進むほどのモチベーションもない。
 
まぁ、まだゴールに着いてすらいないんだ。
ゆっくり考えるさ。