せっかくの長い下りなのだが。 歩くしかない今となっては、この道のりが本当に長く見える。 もう今日中にたどり着けそうだからいいようなものの、 もしキューバの真ん中あたりでフレームが折れてたらさぞかし悲惨だったことだろう。 よっしゃ、あと10キロだ…
朝6時。 ちょうどいい時間に目が覚めたので、家族に迷惑がかからぬよう、素早く準備してジュリエール宅を出る。 ベッドを提供してくれた若夫婦のダンナは非常に無口なイカツイ兄ちゃんなのだが、 昨夜からずっとさりげなく世話を焼いてくれ、今朝もまた、俺…
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