然別はしかりべつと読もう

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適当に汽車を乗り継いでたら札幌を過ぎ小樽を乗り越え、
こんな然別とか言う素晴らしく何もない駅で足止めを喰らってしまったぜ。

なんでこんな駅で行き止まりの汽車があるのか理解できないぐらいに何もないのがもはやいさぎよすぎるな。
美馬牛駅のほうが駅前に商店と俺の家があるだけはるかにマシである。

その証拠に、今いる4畳半フォークみたいな狭くうすら寒い待合室の壁には、

「乗る汽車間違ってこんな何もないとこで足止めうんぬんかんぬん!!」

と言った俺とまったく同じ心境の歎きがいくつも刻まれておる。

これからここで1、2時間待ちとは…。

ついに小樽で購入した携帯時刻表を駆使し、
今後はこのようなおもしろい事態がたくさんあるようにうまく旅程を調整せねばなるまい。

しかし寒いなここは…。

ところで話は全然変わるんだが、
さっき札幌のあたりの車内でおもむろに話かけてきたおっちゃんがいてね。
それがいきなり、

「持ち歌いくつぐらいあるの?」

とか聞いてくるもんだから怪しすぎると思って聞こえないフリをしたのだが結局話を聞くハメになってしまった。
俺はただギターを抱えてただけなのに、なんでこんなことに。

しかもこのおっちゃん、
歌詞は考えたけど曲が思い浮かばないから兄ちゃん作ってくれ、と言って、
なぜかメルアドの交換までさせられてしまった。
この間俺はほとんど適当に相槌を打っていただけなのである。
なんでこんなことに。
まぁ、別にいいんだが。
本当にメールで歌詞を送ってくるかどうかは未知数である。

うーん、なかなか冷えるな然別。
なんでこんなことに。