5月3日(月) ささやかな長旅
本日、ようやく雨。
やることもなく、したいこともなし。
もっぱら部屋で寝て過ごす。
もっぱら部屋で寝て過ごす。
あ、そういえば!
昨夜、部屋であの猫柄のカップを落として割ってしまったのだ。
昨夜、部屋であの猫柄のカップを落として割ってしまったのだ。
寝ようと思ってカーテンを引いたら、窓際にあったカップに当たってしまった。
アイスランドのカーテンは思ったより分厚くて重い!
たぶん冬場の保温のためと、白夜の時に部屋を真っ暗にするためだと思う。
アイスランドのカーテンは思ったより分厚くて重い!
たぶん冬場の保温のためと、白夜の時に部屋を真っ暗にするためだと思う。
そんなわけで割れたカップ。
翌朝に破片を拾い集め、グンラとリンダに謝る。
すると、叱られる。
翌朝に破片を拾い集め、グンラとリンダに謝る。
すると、叱られる。
「カップはいくらでもあるから大丈夫。それよりあなたはまたそうやって遠慮して!」
す、すいません…。
外は雨。
やっと雨雲がやって来てくれたのはいい。後は通り過ぎるのを待つだけ。
それにしても、ヒマだ。
やっと雨雲がやって来てくれたのはいい。後は通り過ぎるのを待つだけ。
それにしても、ヒマだ。
ほんの軽ーい気持ちで、思いつきをカレに話してみる。
「アークレイリで、日本に興味がありそうな学生たちと交流なんてできんもんかな?」
つくづく軽はずみなことは言うもんじゃない。
カレはそれなら学校に行ってみようと言い出し、
リンダはそれならクルマを出そうと言い出し、
またたく間に3人で街の学校へ。これは高校なのかな。
リンダはそれならクルマを出そうと言い出し、
またたく間に3人で街の学校へ。これは高校なのかな。
そこでカレがあちこち話をしてくれた結果、
どうやらそういう学生を紹介できそうなキーを握る人物が、別の場所にいるらしいことがわかった。
どうやらそういう学生を紹介できそうなキーを握る人物が、別の場所にいるらしいことがわかった。
で、その別の場所というのが、なんとグンラ宅の目の前。
なんだこんなに近くかよ、と笑いながら訪ねてみると、その人物は不在だった。
なんだこんなに近くかよ、と笑いながら訪ねてみると、その人物は不在だった。
そっかーそれじゃあしょうがないよな!と思っていたのに、
なぜかその人物を求めてどこぞの政党事務所まで行ってくれるカレ&リンダ。
この辺から俺はもう詳細がわからなくなっている。
なぜかその人物を求めてどこぞの政党事務所まで行ってくれるカレ&リンダ。
この辺から俺はもう詳細がわからなくなっている。
そこからさらにもう1ヶ所に飛ばされ、さらに大学らしき大きな建物にたどり着く。
まさか5軒もタライ回しにされるとは思わなかった。
俺としては、最初の1軒がダメだった時点でもう充分な心境だったのだが…。
いかんせん言い出したのが俺なので言い出せなかったよ…。
まさか5軒もタライ回しにされるとは思わなかった。
俺としては、最初の1軒がダメだった時点でもう充分な心境だったのだが…。
いかんせん言い出したのが俺なので言い出せなかったよ…。
ともあれ、この大学の一室に目指す人物はいるらしい。
「長い旅だったな…。」
タライ回しの道連れであるカレと健闘を称え合う。
そしてその人物。まだ若い男性だが研究者なのか事務員なのか。
「あぁ、ちょうど日本に行きたがっている女の子がいるんだよ!」
おぉ!それだ、そういうのを探してたんだ!
「…でも今、帰省か何かでイーサフィヨルズルに行ってるんだよねぇ。いつ帰ってくるやら。」
…イーサフィヨルズル!って言ったら、アレか!
アイスランドの北西に、ぽっつーーーんとあるあの町か!
そこに行くまでの道のりがあまりに長く、
またダート区間も多いので、決して近づくまいと固く誓っているあの町か!
アイスランドの北西に、ぽっつーーーんとあるあの町か!
そこに行くまでの道のりがあまりに長く、
またダート区間も多いので、決して近づくまいと固く誓っているあの町か!
結局、彼女が帰ってきたら連絡するよ、ということになって話は終わった。
俺はきっとその時にはもうアークレイリにはいないことでしょう。
俺はきっとその時にはもうアークレイリにはいないことでしょう。
長旅の末のこの愉快な結果に、
俺もカレも、話を聞いたリンダもグンラも、エヘッと笑うしかなかった。
俺もカレも、話を聞いたリンダもグンラも、エヘッと笑うしかなかった。
今日のディナーは鳥の手羽?
おいしいけどオイリー全開!サラダ付きなのが救いだぜ!
ちなみにコレが本日唯一の写真。
いかにダレきっているかがよくわかる。
いかにダレきっているかがよくわかる。
気づいたら、もう何日も当たり前のようにこの家で生活している俺であった。