5月13日(木)その3 ビューティフル・ホステル

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競争だ!と言ったら本気でチャリンコをブッ飛ばすブッパ。大人気ないぞ!

しかしダートとは言え、8歳の女の子が乗る自転車に一輪車でついていけないとは。
ちょっとショック。

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着きました。ビューティフルホステルです。

…なんとも言えない…。

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アウェーからホームに移ったブッパ。さらに遊びに拍車がかかる。
まずはトランポリンだ!

アイスランドではなぜかトランポリンがハヤっているらしく、
今まであちこちの家にトランポリンがあるのを見てきた。
でも実際にやってみるのは初めてだぜ!

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ノリノリのブッパ。
お兄さんは少し疲れているのですが…。

この家の広い敷地には、重機だの廃車だのよくわからないモノがたくさん転がっている。
綺麗に整えられた上で遊び心を発揮していたマリアの家とは何かが根本的に異なっていておもしろい。

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とりあえず、思いついたことはやらないと気が済まない。

結論。今はムリ。

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いつのまにかフラフンと相方のデビットが戻ってきていた。
おもむろにユニサイクルに興味を示し、挑戦する2人。
それにしてもその短パン…。

背後ではブッパがひたすら跳ねている。彼女の体力は無尽蔵だ。

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おい、いつのまに俺のウエストバッグを!

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そして逃げるなー!!

ハァハァ…。
なんでこんなことに…。

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ブッパ宅、キッチン。
まな板の上になぜ石が…。

予想はしてたが家の中もかなりなカオスだ。
何かあったかい飲み物が飲みたいと言うと、ブッパがホットチョコを作ってくれる。いい子だ。
そして家の中には、あのブッパをして「変な人」と言わしめた兄のコルベがいた。

コルベは15歳だそうだがどうもヒキコモリっぽい独特なオーラを放つ線の細い少年で、
でも一旦喋り出すと超早口な英語でベラベラーと話しまくる。
なるほど、確かにフラフンの息子だ。

家の中でもブッパの遊び攻勢は続き、
人形遊びから仁義なき室内バドミントンへと移行し、

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さらに再び外に出てサッカーへと流れていく。

詳しいことはわからないが、今は学校に行っていないというブッパ。
久々に遊び相手がみつかって嬉しいのだろう。
それにしてもエンドレスだ…。

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フラフン家の夕食は夜10時らしい。

フラフンとデビットが作ってくれた羊肉の料理を食べる。なかなかおいしい。
手前のコルベが色々と話しかけてくるのだが、彼の特殊な英語と喋り方はとてもわかりにくい。
ただ、この家族が俺を歓迎してくれているらしいことはわかる。

フラフンはこの家の一部を使ってホステル(ゲストハウス?)を始めようとしているようだ。
だから最初からずっと「ビューティフルホステル!」と連呼してたんだな。
そしてホステルのオーナーはなぜかフラフンではなくブッパで、
しかも俺はそのホステルの最初のゲストであるらしい。

そうか…俺は今まで、ホステルのオーナーに散々もてなされていたわけだな。

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ブッパ宅の離れ。これがどうやらホステルであるらしい。
ギャラリーって書いてるけどな。

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中はこんな感じ。
おもむろにミシンとか置いてあるけど、なかなかいい部屋じゃないか。

怒涛の展開で理解が追いつかない感じだが、とりあえず今夜はここで一泊することになった。

もうあまり人との出会いもないのかなと思っていた矢先だっただけに、
今自分がこんなにもインパクトの強い状態に置かれているというのがおかしい。
ブッパはずっとまとわり付いてくるし。

もう寝ようと思って母屋で歯磨きとトイレを済ませて洗面所のドアを開けたら、
そこにブッパが立っていた。
あぁ?トイレの出待ちか!?と思ったら、

「おやすみの挨拶をしてなかったから!」

と言って抱きついてくる。

うーん、可愛らしい。
今日は延々と遊びに付き合わされて正直疲れたけど、まぁ楽しかった。
俺にもこれぐらいの娘がいてもおかしくないんよなぁ、なんて思わず考えてしまったぐらいだ。

でも、ブッパは不思議な子だ。
この子は無邪気なのに、一方であまりにも色々なことを理解し過ぎているように思える。
フラフンやコルベを見ていても思うが、かなり特殊な一家であるらしい。

えーと、今日は45キロの移動か。
大して進んでもいないのに、とにかくいろんなことが起こった。

あぁ、疲れた…。