ハイパー昆布舘

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下り最速伝説に燃えている真っ最中の俺であったが、
お姉さんに手を振られたとあっては、もはや別次元の問題である。
怒濤のケイデンス(2回目)を緩め、ユニサイクルを降りる。

実は4人組であったこの人々は、詳しいことはわからないが、なんでも水泳の大会ついでに北海道をドライブして回ってるんだとか。
広い世の中、たまにはそんな人もいるだろう。
一輪車や日本縦断中ザックをカメラとビデオで興味深げにチェックする人々。
なんだか楽しげな旅行っぽくて微笑ましい。
そして、爽健美茶とポッキーと板チョコをいただく。
すげぇ、大量確保だ。どうもありがとう。
写真は聞くのを忘れたので、とりあえず目線入れとこ。

水泳旅行中の人々との和やかな歓談後も、俺の勢いは止まらなかった。
いつしか樹林を突破して下界に降臨していたが、あいかわらずハイペースが続く。
そんな時…。

うわっ、アレかよ!
昆布舘!!

国道5号線沿いにそびえ立つ昆布舘。
ライムライトのメンバーが絶賛してやまない昆布舘。
昆布の殿堂、昆布舘。

もう17時か。閉まってるかもしれないが、そこまで言われたら寄ってみよう。
幸い、昆布舘はまだ営業していた。
入場無料。ホールに入った瞬間、紙コップの昆布茶が振る舞われる。
あとはもう、広い場内に並べられた、ありとあらゆる昆布加工食品との、無制限試食デスマッチだ。

凄い、この試食品目の多さは。

とても全部は食いきれない。試食の域を完全に超えている。
3分の1ほど試食して、ワイン昆布飴(意外とうまい)をご購入。
ついでにライムライトの人にもらった無料プレゼント引換券を出したら、味付け昆布になって戻ってきた。
うーむ、昆布舘…。
昆布なところだった。

昆布舘に居たのは実に10分ほど。我ながら素早い試食&購入チョイスである。
カラダが冷えないうちに、さらに先に進もう。
現在地はすでに七飯町。函館はもうすぐそこだ。
この調子ならひょっとすると、今日中に函館に着いてしまうかもしれない。

大沼からのあの長い下り坂以降、勢いが止まらない。
このところ、風だの雨だの崖だのであまり進めなかった鬱憤が今、発散されようとしている。
向かい風ではあるが、函館までは緩やかな下り坂が続きそうなので、トントンってところだろう。
久々のハイパーモードだ、一気に函館まで行ってやるぜ!