函館への道

イメージ 1

イメージ 2

どうせ今夜のうちに函館に着いてしまうのであれば、ライムライトに行ってみるか。

一旦そう思い立つと、スピードはさらに早まる。
今のハイパーぶりなら、完全に暗くなる前には函館にたどり着けるだろう。
これだけ熱い走りをすれば翌日はゲソゲソになってるかもしれないが、1日早く着いたぶん、明日は休養日ってことにしてもいいんだ。

あたりが薄闇に覆われ始めた頃、景色は郊外から市街地のものへと変わってきた。
先を急ぐ俺とユニサイクルに、道行く函館市民の視線が集まっているのがよくわかる。
ついでに脳内では?マークが点滅しまくっているのだろう。
だが、障害物の多い市街地を走る時の俺は非常に集中しているので、周囲に愛想を振りまく余裕がない。ちなみに愛想は常にない。

ライムライト、なんと函館駅のさらに向こうか!
こんなに走るつもりはなかった…。
もういい加減に暗くなった20時過ぎ、ライダーハウス、ライムライトに到着。
なかなか小綺麗な雰囲気の宿だ。

昼間に樹林で会った人々は食事中で、まさか俺が今夜現れるとは思わなかったと驚き、そして快く夕飯の席に加えてくれた。
後には函館在住のライダー仲間、ヨッシー氏も遊びに来てくれて、旅の話に花が咲く。
俺は、めったに飲まない焼酎と大量の食事、そしてハイパー直後の心地よい疲労によって、22時頃には意識が点滅し始めた。

今夜は温かい布団で寝ることができる。
おそらく、敷いてもらった布団にもぐりこんで数分後には、眠っていた。

今日の走行は73キロ。
前半は崖に苦しんで遅かったが、後半だけを見るとおそらく今回最速レベルのペースだっただろう。
気になる下り坂での瞬間最高時速は、18.3キロだった。
あの荷物とクランク長でこれ以上出すのは、わりとキツイと思う。

さぁ、函館だ。