旅の装備の話 一輪車編

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今日は時間があるので、今回の旅の装備についてでも書いてみようと思う。
去年のアイスランド一周での、あのタメになりすぎる教訓を得て、今回は数々のバージョンアップがなされているのだ。

まず、メインの一輪車について。

ベースは毎度お馴染みのマウンテンユニサイクル、Koxx-One Track Monster 24インチ。
マグラの油圧ブレーキの他、サイクルコンピュータとMTB用キャリアを付けているのは前回と同じ。

キャリアは重いザックの重量を分散させるためのアイデアで、アイスランド一周はコレなしには達成できなかったと言うぐらいのスグレモノだった。
しかし実は今回、このキャリアの上にザックはまったく乗っていない。これについてはザックのところで。
じゃあ、なんで付けてるのかと言えば。
押して歩く時に持ちやすいし、雨・泥よけにもなる。
そしてなにより、なんかカッコイイから。以上。

次に、タイヤ。

今回はシュワルベのマラソンという、いかにも長距離向けの自転車用タイヤを履いている。
アイスランドでは、つくづくタイヤ選びに失敗したのだ。
なんとなく見た目で買ったタイオガのタイヤが、個人的にはまるで合ってなかった。
クイックな方向転換が効かずに違和感があるほか、路肩の左右にありがちな斜めの傾きに追従しすぎて、もう乗りにくいのなんの。
出国当日に初めて替えた俺も俺なのだが、とにかくタイヤには終始苦しんだ。

そこで今回は、ネットで調べたユニサイクル専門店、ユニサイクルハウスに相談を持ちかけてみた。
そこで親切丁寧な店長さんが勧めてくれたのが、シュワルベのマラソンだったわけだ。

これは、非常にいい。
軽くて扱いやすく、路面の傾きを変に拾い過ぎることもない。
細いので抵抗も少ないし、加速も鋭い気がする。
言うことなし。とても満足している。
まぁ俺は自転車用のタイヤに詳しくないので、
これじゃなくても細けりゃなんでも満足していた可能性もあるが。
そういえば、北海道縦断で少し減り始めているな。
ひょっとすると関東あたりで交換する必要があるかもしれない。
タイオガは減りについてはまったく気にならなかったなぁ。

一輪車の改良点で、もうひとつ。

アイスランドでは、とにかく股が痛かった。
一輪車で長く走ったことがある人にしかわかってもらえないと思うが、
そして個人差もあるのかもしれないが、
一輪車に延々と乗っていると、恥骨のあたりが痛くなるのだ。
大体3キロぐらいで股の血行が悪くなって痺れはじめ、ガマンして乗り続けていると、今度は骨にくる。
一度骨が痛くなるとなかなか治らず、タチが悪い。

対策としてアイスランドでは自転車用のゲルパッドを敷き、それでも痛いので、途中で恥を忍んでパッド付レーサーパンツに履き替えたりもしたが、やはり最後まで鈍い痛みは続いた。
そこで今回は、やり過ぎ感すら漂う3センチ厚ぐらいのパッドを試作してみた。
旅をしながら改良していくつもりだったが、今のところは現状でほぼ問題ない。
さすがに5キロ近く連続で乗るとだんだん痺れてくるものの、恥骨の鈍痛に悩んだことはまだない。
これはまたいい方法が思いつき次第、改善していくつもりだ。

おっと、意外と書くことが多いようだ。
あんまり誰の役にも立たない情報だろうが、まぁ俺が書きたいんだな。
一輪車以外の装備については、また後で。

今、ライムライトのオーナーのお姉さんとおぼしき人がこの温泉の休憩所に現れて、驚いた。
クルマで移動のついでに、俺の様子を見に来てくれたらしい。

もう長いことここにいるよなぁ。
さすが休養日だ。