タイヤの向かう先

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経験上、午前中よりは午後のほうが距離を稼げる。
それにしたって、おもしろい。
埼玉在住のバイク仲間、やまてぃ宅に暗くなる前に着こう、という目的ができた時点で、
俺のなかにケイデンスの神が降りてきたのだ。

決して広くもなく整ってもいない国道4号の歩道を、マウンテンユニはゆく。
夕刻。自転車と歩行者が多い。
クルマ社会の地方都市とはまた違った光景だ。都会に来たら下町っぽいという、このギャップ。
人と自転車の間を縫って走る。
いよいよ暗くなれば一輪車は下りなければなるまいが、今ならまだなんとか。
人々の驚きの表情を背中に映して疾走する俺は今、たぶんちょっと、カッコイイぞ。

21時までには着けると思う、と連絡したやまてぃ宅に、19時過ぎに着いてしまった。
悪いことをした。これでも近所で少し時間をつぶしてから来たのだが。

彼の若い奥さんは、現在絶賛妊娠中。
そんな大事な時期に、混沌とした存在であるユニサイクルツーリストがお邪魔するわけにはいかないと思っていたのだが、
夫婦そろって呼んでくれていると知り、堂々と顔を出した次第である。

まずは彼のスーパー低床車で、近所のスーパー銭湯に連行される。
おかげでここしばらく、風呂には不自由していない。異常事態である。
さらに24時間スーパーに寄って酒とツマミと奥さん用のサッパリした味わいのアイスクリームを買い(妊婦の味覚は諸行無常らしい)、帰宅。
飲んで喋ってギターをいじくっているうちに、カラータイマーが点滅し、轟沈。

ブログを書く余裕はやはり、なかった。