趣味爆発 in 綱島

えふぅさんは俺を、どうもかなりスゴイところに連れて行ってくれるようだ。
しかし詳細は明かされない。

歩いて行く途中、一軒のお宅に気軽に入っていくえふぅさん。
え、なにこの家、立派。

イメージ 1

俺がなんだかえらい姿になっているのは気にしない。えふぅさんの趣味です。

このお宅は池谷(いけのや)さんという、元は綱島の庄屋だったという旧家である。
普通なら簡単に立ち入れないような邸宅なのは間違いないのだが、
ありがたいことに、えふぅさんの連れということで、気さくに招き入れてもらえた。

俺はなぜか昔から古い家が好きで、岩手で泊めてもらったBANTLINEさんのお宅にも随分興奮したものだ。
好きなだけで全然詳しくはないのだが、築150年というこの邸宅は本当に素晴らしい。
横に長い堅牢かつ品のある建物には長大な梁がかかり、屋根なんて銅張りですよ!
内部はさらに興味深く、見事な大黒柱や座敷、古民具、さらには先代が畑から拾ってきたという焼夷弾のパーツなど、凄いものを惜しげもなく見せてもらえて俺としては感激の至りである。

そしてなんといってもこの家、普通に人が住んでいるというのがとにかくいいんだ。
そのまま資料館になってもおかしくないし、そんな話も多々あったと思う。
しかし…って、こんなところで自分の古民家趣味を熱く語りまくってもしょうがないと正気に返ったので、このへんにしておこう。

イメージ 2

このお宅は古くから伝わる桃の品種、日月桃(じつげつとう)を今も保存し、作り続けている果樹園でもある。
小ぶりな桃は、品種改良を繰り返した今の桃に比べれば甘みは薄いそうだが、香りは最高とのこと。確かに。

イメージ 3

さらにその桃フレーバーを生かした地ビールをごちそうになる。
おぉ、ジュースみたいだ。
しかし俺、いつのまにか妙に図々しく色々ともらっている気が。初対面なのになぁ。

イメージ 4

ついには縁側で、現当主と記念撮影まで!

ちょっとこれは…そうそうないと思うぞ。
個人的には、横浜市長や神奈川県知事と写真を撮るよりよっぽど光栄である。

都会に囲まれたこの地に今も生きる貴重な邸宅でのひととき。
きっとえふぅさんは知り合いのお宅に気軽に立ち寄るつもりで連れてきてくれたのだと思うが、
俺にとってはまさに驚きと興奮の連続であった。
いやー、スゴイモノをイロイロと見せてもらったなぁ。感謝感激。

普段の旅日記なら、これでもう充分に1日分を超過しているのですが…。
あぁ、まだ続きがあるなんて。