メッシュと熱線と

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くぅっ、キテるね!
予報では36度らしいよ。どうせなら最高を極めてしまえ!!

そして俺はと言えば、1号線をちょっと逸れ…。

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レンブラント展に行って参りました。
名古屋市美術館でやってるのをコンビニのポスターで偶然知ってね。

近頃、走る、休む、寝る、の繰り返しに、少し飽きていた。
たまにはこういうのもいいよな。
館 内 は 涼 し い し 。

レンブラントの自画像、結構シブかった。でも2番目の奥さんの肖像が絶品だと思う。
常設展では黒くてデカい直方体のイスの質感がおもしろそうで触ってみたら、
スタッフがスッ飛んできて「作品ですのでお手を触れないように…!!」と怒られた。
え、イスじゃなかったのか。あれは思わず座る人もいるに違いない。
大体、絵画ならわかるが、石の構造物を触るなというのもなんかおかしい気がする。
ま、芸術ってヤツも作家の手を離れればもはや商品だからな。

結論。
ふー、涼めた。

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さぁ、行きますよ!
ちょっとパソコンの用事があって短時間ネットカフェに寄り、チェックアウトしたら15時。
クーラーの効いた場所から出た瞬間、熱の体育マットに簀巻きにされた気分だ。

外にいる人々は、止まっている時は必ず陰の中。
気持ちは非常にわかる。俺もそうする。
思えばパプアニューギニアでは、日中は陰どころか誰も外を歩行していなかったのが印象的だ。

国の内外を問わず、暑い地域では俺の長袖メッシュジャケットは常に異常視されてしまう。
でも上半身がバリバリに日焼けするよりは、これを着てるほうが疲れなくてイイと俺は思うんだ。
台湾南部の熱帯エリアも、赤道付近で殺人光線が降り注ぐパプアニューギニアも、これで普通にウロウロしてきた。
いいと思うんだがなぁ、長袖メッシュ。
そして今日も、外国旅行大好きおじいさんに、長袖の異常性について言及されるのであった。
交差点で青信号を3回逃すぐらいは彼の旅話を聞き、これはおもしろかった。

午後3時からのスタートだと、今日こそあまり人との接触もあるまいと思っていたが。
やはり愛知では、そんな生温い考えは許されない。
自転車2人乗りの女子高生に抜かれざま、ガンバッテクダサーイと応援される。

む、2人乗り!…に、追いつけない俺!!

少々ムキになってケイデンスを上げるも、絶妙な信号に阻まれ、追いつけそうで追いつけない。
クゥ、おぬしら、どこに雇われたペースメーカーだ!

また赤信号か!もうヤツらは遠くに消えてしまうな…。
信号待ちをしながら真剣な面持ちで、内心はそんなしょうもないことを考えていると。

「マジですかーー!?」

と言いながら、近づいてくる人々が。

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それは、三菱のディーラーのお姉さま方でした。
試供品らしき栄養ドリンクを2本もいただく。おっ、ここ一番のブースター、再び。

国道を走っているとクルマのディーラーは無数に通過することになるが、
こうやって声をかけてくれたのは、彼女たちが初めてだと思う。
皆さん興味はあるような素振りなのだが、やっぱ仕事中ですからね。
いやいや、彼女たちが働いていないという意味では決してない。
明るい人たちとの楽しい会話で、暑さで汗ダラダラの俺も元気が出たよ。

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名古屋の西部には川が何本もあり、橋を何本も渡る。
最後らへんの木曽川を越えれば、そこはもう三重県のハズ。

今日は走る方角のせいか、西日が強烈だ。目が痛い。
アイスランドで買った安モンのサングラスを持ってきてはいるのだが、
もともと目が悪い俺としては、サングラス程度でも視界が見づらくなってイヤなのだ。
なんとか耐えて進むも、これって目に悪いんだろうなぁと思う。

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よし、来た。
なんとか今日中に三重県に入れたね。

愛知県、結局2泊だったか。
静岡が5泊だったのと比べると短い滞在だが、話しかけられた回数だけは大したものだったよ。

愛知の2泊はアーバン野宿で、しかもあまりクオリティが高くはなかった。
蚊にも悩まされたし、よく眠れたとは言いがたい。
というわけで、今夜はたまにはネットカフェ泊にしてみた。
桑名でみつけたネットカフェで、今夜はいろいろと作業に勤しむとする。

えーと走行は、39キロ。
大荷物対応でペア席を使わせてもらうと広くていいなぁ。