素人史上最強の塗膜 厚顔ムチ打ち

イメージ 1
 
今年の北海道はまだあんまり寒くないよなぁ。
 
なんて言ってる間に、前回の一輪車フレーム塗装から3日がたった。
さぁいよいよ、仕上げのクリアーを塗るぞ!
 
いやでもなぁ…。
 
イメージ 3
 
クリアー塗装前に脱脂をしようと思ってパーツクリーナーを吹いてしばらくほっといたら、
こんな感じで部分的に白く汚れてしまった。
不思議なことに、再度パーツクリーナーをかけて拭いても落ちない。中性洗剤で洗ってもダメ。
さらには軽くペーパーをかけても消えてくれない。
どうやら塗装面そのものを侵食してしまったらしい。しまったぁー。
 
パーツクリーナーを吹いてすぐに拭き取ればよかったものを、しばらく放置したのが失敗だったな。
それともやはり脱脂には専用の脱脂スプレー(シリコンオフとか)を使うべきなんだろうか。
まぁいいや、とりあえずこの上からクリアーいっちゃいなよ!
 
イメージ 2
 
ででーん!
クリアーです!伝説のウ・レ・タ・ン・クリアーです!
1本2580円、しかも1回使い切り!高っ。ふざけるな!!
 
しかし素人最強塗膜を目指すからには、ウレタンクリアー仕上げは避けて通れまい。
前からどんなモンか試してみたかったしねー。
っちゅうわけで、まずは缶の下の突起をブチ抜いて、2液を混合。
混合と同時に硬化が始まるので、12時間以内に使い切る必要があるぞ。
ヒィ、なんか焦るな!
 
イメージ 6
 
おらー!おらー!
あいかわらずの室内特設塗装場でウレタンクリアー責め。
ラッカーと違って、いきなりヌメッとなる感じ。
濡れたようなぐらいに塗るのがいいらしいんだが、液ダレが怖い。
これも1缶全部いくぞ!
 
ウレタンクリアーは前回までのラッカー臭とは微妙に違ってなにやらこう、腐ったレモンみたいな匂いだ。
ちなみにウレタン、人体には結構有害らしい。
みなさん気をつけませう。
 
イメージ 7
 
10分おきに相当塗り重ねてもまだまだありそうなので、
さすがにもったいない気がしてちょこっとバイクのボックスにも塗っておいた。
実験実験。
おっ、ツヤツヤ。
 
こんな感じでひたすら塗り重ねて、缶がなくなるところまでいったんだけども。
うーーーーむ、なんだかなぁ…。
 
イメージ 8
 
ほら、この粒状感。
これって塗装の失敗例で有名な『ゆず肌』ってやつ?
手触りもツルツルではなく、いわゆる梨地っぽい。
 
サーフェイサーで作った下地の模様がそのまんま拡大されて盛り上がったような感じ。
下地は結構ツルツルに仕上げたつもりだったんだが、甘かったかな。
もしくはクリアーの吹き方に問題があったのかも知れない。
液ダレが怖くて距離が遠すぎたとか、缶の温めが足りなくてスプレーの粒子が大きかったとか。
 
とりあえず2000番のペーパーでもかけてみたいところだが、
それもウレタンがキッチリと乾燥し終わった後じゃないとさらにややこしくなりそうだ。
ちなみに完全乾燥には1週間かかるとか。長い…。
たぶん3日目ぐらいに手を出すに125キナ。
 
しかし、ここからどうがんばっても鏡面にするのは難しいかもしれない。 
まぁ塗膜の厚さに関しては相当やった気がするので強い塗装にはなっていると思う。
ついでに途中で気がついたのだが、
今回はクルマやバイクの塗装と違って一輪車のフレームなので、
別に梨地なら梨地でそれも味があってOKってところがナイスだ。
サイズが小さくそれでいて形状は複雑なんて、ユニのフレームは塗装の練習にはもってこいだな。
気になっていたパーツクリーナーの白い汚れもわからなくなったし、これはこれでよしとしよう。
 
ともかくも作業完遂まで、あともう少し。
 
イメージ 5
 
いつにも増していろんなことがあった今年の工場勤務も、そろそろ終了だ。
仕事の内容としてはいい加減慣れ切って飽きてきたとは言うものの、やはり新たな体験・発見もあり。
しかしそれよりも、
今年は職場で一緒に働いてきた人が、2人も亡くなったことが、あまりにも大きい。
 
イメージ 4
 
いつもより遅い雪。
ようやく降ってきた。
 
次号、『素人最強塗膜編』、感動の最終回!!(予定)