冬の旅

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昨夜は…。
伝統と格式の寝袋オンザベンチ体制ではちょっっっと寒かったな。
冷たい風が吹いているのに、
めんどくさがってテントを張らなかったのもマズかった。
しかし、市街地の公園でテントなんか張るのは、
そりゃまた違う意味でリスキーなことなんだよ。明らかに異様だし。

どうやら今夜も0度ぐらいまで下がるらしい。
さすがにこれは対策を講じないとな。
荷物が増えるのはイヤなんだが。

そんな北風ピューピューの冬なのに、今日はなぜか向かい風だ。
冬に南西に向かっていれば、
向かい風を食らうことだけはないだろうと思っていたのに、これは意外。
たまにならなんてことはないけどな。たまになら。

そう思ってしたことではないが、
日本縦断の旅を、夏と冬で分割してやっているというのが味わい深い。
一輪車が普通に走れる範囲で、
日本の気候をカラダいっぱい堪能できるわけだ。
今なんかちょっとみぞれ降ってるしな…。

寒すぎたり暑すぎたりどこか痛かったり、
それなりに苦痛な部分もあったりするが、
それは特に気にするほどのことではない。
なぜなら、旅はいつか必ず終わるものだから。

その終わりってのが、日本を縦断してゴールのことなのか、
ケガして病院なのか、さらにはあの世なのかは俺は知らない。
途中で心惹かれる何かを見つけて中断かもしれないし、
なんだか劇的に悟りを開いてしまってありがたい存在になってしまう、
なんてこともあるかもしれない。
いずれにせよ、いつまでも続く旅なんてものは、ない。

そんなように考えているから、
こんな風に平気でフラフラタラタラしていられるのかもしれない。
一人の人間の人体実験としては、なかなかおもしろいだろ?

まぁでもちょっと、
このスーパー内の暖かいイートインスペースから、
あのみぞれの中に出ていく気には、非常になりにくいのだが。