さあ、鳥のように

 
 
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夕暮れではなく、夜明けだ。
 
神戸の街の。
 
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たまたまみつけたポスティングのバイトとバーディ50が気に入ったので、黙々と続けている。
 
意外と広大な神戸市内のほとんど全域を、毎日あちこちバイクで走り回るのだ。
この街はどこに行っても何かしら記憶がある。神戸は俺が育った街だ。
 
昔住んでいた建物。通っていた学校。働いていた職場。
思い出の場所。たわいもないエピソード。の数々。
 
こんな形で自分の過去とまとめて再会することもあるものだな。
 
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ところで今朝はちょっと凍っておった。
さすがは神戸市北区。神戸のシベリアと呼ばれる地域だけのことはある。
ツンドラでユキヒョウを見たという噂もあながち間違いではなさそうだ。
 
まぁ、冬の旭川での郵便配達に比べればこの程度は余裕だ。
余裕といってもバリバリ激しく攻めるわけではなくて、
ただ余裕をもってゆっくり走るということ。これも経験である。
 
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この大阪万博みたいな顔がなんとも言えない。
首部分の謎のシャンデリアはポジションランプらしいよ。点かないけど。
昔のいわゆる行灯カブってやつと同時代の装備なんだろうな。
 
ちなみによく見ると、バーディ50、HI-DELUXE(ハイ・デラックス)だそうだ。
セルも燃料計も付いてないのに何がハイでデラックスなんだかよくわからんのだが、
そういえばウィンカーをつけるとピーピーと音がする。このへんがデラックス?
そうでなくても弱い6ボルトバッテリーの負担になるからピーピー鳴らなくていいよ。
 
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遠くに集落を見つけるとチラシを撒きに行きたくなる変な習性がついてしまった。
おかげで見知ったハズの神戸の町にもいろんな発見があって楽しい。
 
そういえば今日は…。
洞穴に住んでいる人を発見したな…。
 
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プラグを新品交換、たるんだチェーンの張り直し。
この2つでさらに元気になったバーディ50。
低速からの反応が格段に良くなり、
軽い車体と妙にポヨポヨなサスとがあいまって、足つきフローティングターンが非常にやりやすい。
これで狭い袋小路でのターンもバッチリだね!
 
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シベリアから帰ってくると、平野部でもうっすら雪が積もっていた。
神戸に雪が降るのは珍しい。
 
さて、帰るか。
 
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滋味深い色。
今どきのバイクにはない鉄の質感だ。
 
帰宅後、いつものように長い針金でマフラーをグリグリ。
 
針金、なぜか抜けなくなる。
 
体重をかけて思いっきり引っ張ったら、針金がマフラー内部で切れる。
 
あわててマフラーを取り外すが、分解できない構造のため、どうにもならない。
 
マフラー内に針金は残留しているものの、エンジンはかかるし普通に走るようだ。
 
そのまま。
 
さあ、明日も頼むよ!