新しき青き

のんびりと書いているキューバの旅日記の中で、
 
「まさか、一輪車のフレームにヒビが!?」
 
みたいなことを書いたのだ。
その翌日の夜かな、とある人物から電話がかかってきた。
去年、一輪車で日本を縦断した時に三重県で会ってくれたユニサイクリスト、cokeruuolfさんである。
 
なんの電話だろう?とは思わなかった。
日本で数少ないマウンテンユニサイクル仲間からの、このタイミングでの電話である。
携帯に浮かぶ名前を見た瞬間、ビビっと来たんだぜ。
内容は思ったとおり。
 
「あのマウンテンユニ、壊れたの?ウチに乗ってないのがあるけど、いらない?」
 
「いります!!」
 
待つことほんの数日。
迅速に発送してくれた荷物が、ついに届いた。
中身は…。
 
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K、H、26!!
 
知る人ぞ知るマウンテンユニサイクル界の一級品。
クリス・ホルムの26インチである。
 
実際の話、ちょうどこれ、欲しいと思ってたんだ。
これまで幾多の旅を共にしたkoxxのユニもまだがんばれば使えるが、
フレームの強度が心配なのでもう長旅には怖くて使えない。
加えてこれまでの24インチよりもう少しスピードが出せて、大きすぎないサイズとなると、26インチしかない。
そんなわけで、このクリスホルムの26インチを俺は狙っていたのだ。
渡りに船とはまさにこのこと。
 
cokeruuolfさん、ありがとうございます!!
マウンテンユニサイクルに乗ってて良かった…。
マウンテンユニ仲間と言いつつ、俺は長旅ばっかりしてマウンテンなことは全然しないし、
cokeruuolfさんは太いタイヤのユニでなぜか砂浜をメインに走り回ってるんだけどな…。
 
さっそく組み立てて、各部をチェックだ。
cokeruuolfさんのKH26は独自にパーツを組み合わせた改造仕様であり、
純正品がこれと同じ構成とは限らないので誤解のなきよう。
 
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まずはシートの角度を調整できるというのが新鮮。
スピードを出すときは前傾、山の斜面を降りるときは後傾気味にすればいいのだろうか。
いろいろ試してみよう。
 
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クランクに穴が2つある。
最高速重視の時は内側、トルクや低回転での扱いやすさが必要な時は外側にすればいいのだろう。
つまりは自転車でギアを変えるようなものだが、もちろん走行中にペダルを差し替えるわけにはいかない。
 
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このところ気に入って乗っている、Qu-axの20インチトライアル用ユニとの比較。
26インチはやはりデカい。
 
かつて岩手のマウンテンユニサイクル仲間であるBANTLINE氏のお宅に立ち寄った時に、
彼のKH24に試乗させてもらったことがある。
あの時は各部の造り込みの良さに非常に感心したものだが、
乗り味に関しては俺のkoxx-oneとあまり変わらないような気がしたものだ。
さあ、KH26はどうだろうか。
 
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デカっ。
そして、重っ。
 
写真だとそうでもなさそうだが、24インチと比べると明らかにデカい&重い。
たった2インチの違いがここまで顕著だとは思わなかった。
ペダル一回転で大きくゴローリと転がってしまうし、アイドリングもゴロンゴロンな感じで結構疲れる。
これよりよっぽどデカい36インチを軽々と乗り回すcokeruuolfさんやGo_Go_Wheelsさんはさすがと言うしかない。
まぁ、慣れだな。慣れ。
 
重さやトルクがあるのは充分にわかったが、スピードの調査はまだ。
どうせならサイクルコンピューターをつけて時速も計りたいし。
 
この新しいユニで自分が何をするのか、しないのか。
わからないけどとりあえず、こいつは楽しそうだ。