7月6日 キューバにもエレベーターぐらいある!

恒例の変な夢。
子ども達だけで大きな馬を連れて旅をしているのだ。
最後には通報されて捕まってしまうのだが、いろんな経験をして成長するという楽しい旅だった。
あいかわらず理由も根拠も不明。
でも今回はちょっとだけ、わかる気もする夢であった。
 
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居心地のよいアレハンドロのカサを今日は出る。
左端がサンドラで、あとの2人は親戚か?
とにかく皆さん最後まで愛想が良くて素敵。
 
「今日はよそに泊まるのね。ウチでは何かダメなところがあった?」
 
そんな風に聞いてくれるけど、ダメなところなどもちろんない。
ここは本当に居心地のいい宿だった。
ただこれからは旧市街をメインに活動しようと思っているので、近い場所に移動しようというだけだ。
それじゃ、ありがとう!アリョース!
 
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宿を出たら、さっそくメシ。
近所の屋台で昨日みつけた50ペソのプレート料理を注文だ。
 
パルマ・ソリアノの民家で食べた以来の赤飯風ライスと、あとはよくわからない野菜と肉がいろいろ。
キューバでは珍しくチリソースっぽい辛めの味付けがされていてうまい。
ジュースも飲んで70ペソクワーノ。
味はいいしボリュームはあるしペソクワーノは減るし、言うことなし!
 
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ハバナでの気がかり、イアンのアパートには結局行かず仕舞いになりそうだ。
さっきも寄ってみたけどホールに人がいたし、大荷物を背負って6階まで行くのも少し億劫。
残念ではあるが。これもまた縁だろう。
 
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そこから旧市街へ向けて、ひたすら長いマレコン通りを歩く。
 
その途中、海辺の絶好な位置にカサ・パルティクラルをみつけてしまった。
おお、オーシャンビュー!
こんなところに一度は泊まってみたいと思い、迷わずベルを鳴らす。
 
しばらく待って出てきたのは恰幅の良いビクトリアという女性。
いい人そうだと思ったのだが、惜しいことに今日は泊まれないらしい。
そしていつもの流れで他に電話してみるとのこと。
 
あー、またよそに搬送か。
オーシャンビューだからよかったのに。
相当あちこち電話してくれた結果やっと決まったようで、やって来たガタイのいいヒゲ男に連れ去られる俺。
彼、ジョージのカサはこのすぐ近くと言うことだが…。
 
通りを何度かクネクネと曲がり、ここだと言われたのがなんとアパート。
しかも、え、6階!?
イアンのアパートが6階でしんどそうだから寄るのをやめたのに、結局アパートの6階に泊まるのかよ!
 
しかし、心配は微妙に不要だった。
なぜならこのアパートにはエレベーターが存在したからだ。
キューバでエレベーターを初めて見た。そして乗った。
ドアの向こう側にハコがやって来るのを待って、いちいちドアを開けて乗るという謎の仕様。
 
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しかもドアが引き戸。
 
ハコが来ていない時にドアを開けると中に落下するから絶対にやるなと念を押されるのが残念でたまらない。
 
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でもこのアパート、建物はボロいが、通してくれた6階の部屋はそれはもう綺麗なものだ。
そしてなにより景色がよい!
 
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この家にはおっちゃんが2人で住んでいるらしい。
俺が泊まる客室以外にはリビングとキッチンとあとは彼らが寝るもう一室しかないようだが、
ここで彼らの関係を深く詮索してはいけないのである。
 
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いいんだ、部屋が綺麗だし、景色もいいから。
どうやらこのカサは当たりのようだと考え、ここで2泊決定。
 
ここは新市街ベダード地区と旧市街ビエハ地区の中間、セントロ地区かな。
観光地ビエハはすぐそこで、どこに行くにも便利そうだ。
 
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そして6階の部屋に吹く風はとても涼しく心地よく、
キューバの宿で初めて手に入れた小さなプライベートベランダに座っていれば、どこまでも気持ちがいい。
ここならゆっくりできそうだ。
 
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ベランダに何気なくおいてある鉢植え類が下に落ちたらどうなるのかと思うとちょっと気が気ではないが。
とにかくジョージのカサ。気に入ったよ。
 
それにしても、奇妙な状況である。
帰国まであと4日。節約はせねばならない。
CUCは極力使わない一方で、ペソクワーノは使い切りたい。
どちらも金には違いないのにな。
 
でもそのおかげで、この長く目的も少ないハバナ滞在にひとつの目的ができているというのはある。
観光好きでもなくグルメでもない俺の場合、
こんな事情がなければ部屋にこもって寝てばかりいた可能性もあるからな。
 
というわけで、少し休んだらビエハ散策に出ますか。
ペソクワーノを使うべく。