仮免フロリダ


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ここ数日、人知れず免許試験対策をしていたのだった。

フロリダドライバーズハンドブックというpdfファイルで100ページもあるめんどくさい書類を、
わざわざ紙に印刷して黙々と読んでいたのである。
フロリダは実技試験は適当だが学科は案外難しいという情報があったので、そこはちょっと気合いが入る。

アメリカの道路交通法は、例のごとく州によっても違うので、覚えることは案外多い。
外国人観光客のレンタカーなんて、これを知らずに走り出すわけだから結構怖いよな。
ちなみに以下はフロリダドライバーズハンドブックに書かれていた名言。

「ポストや電柱に当たるぐらいなら、茂みに突っ込んだほうがまだマシです。」

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で、今日。
朝からドライバーライセンスオフィスってのに行き、試験を受けてきたぜ。

手続きは、事務所に入って番号札をもらい、ガヤガヤした寒い待合室で30分ほど待ち、
やがて呼ばれて必要書類を提出すれば、もうすぐに試験だ。

学科試験は、事務所のすみっこにポツンと5台ぐらい置いてあるパソコンに向かって、立ったまま問題に答える。
形式は3択問題。
制限時間50分で全50問中40問正解で合格だったかな。

問題は予想どおり結構難しく、俺は最初の問題でいきなり間違ってしまった。
しかしその後、わからん問題にはムリに答えず「SKIP」を押し、
答えを保留した上で次の問題にかかればいいのだということを学習。
こうしてスキップと回答を繰り返し、それからは間違いもなく、40回目の正解でいきなり試験終了。
晴れて合格。
毎回50問すべてをやらせるのではなく、
40回正解するか11回ミスったかの時点で試験をやめさせるあたりがアメリカらしい。

まぁ結果的には、簡単だったかな。
俺はヒマ人なのでフロリダドライバーズハンドブックをめんどくさくも律儀に読破し、
民間のオンラインテストもちょこちょこやっていたので無難にクリアできたが、
免許持ちの日本人でも前知識なしで突撃すれば落ちることはありそうだ。

だって、
「スクールゾーンと住宅地での速度制限はそれぞれいくらか?」
とか
「消火栓から何フィート以上離れて駐車すべきか?」
なんて誰も知らんだろうよ。

答えは20mphと30mph、そして15フィートだ。今なら言える。でもすぐ忘れる。
大体mph(マイル時速)とかフィートってなんだよ。
ピンとこねーよ!

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交差点にいるのは、警備員じゃなくて、たかる人。
街中の大きな交差点では本当によくいる。
ボロボロの服を着て何やら書いた段ボールのプレートを持って徘徊している人もいれば、
こいつのようにちゃっかり安全ベストを着て金回収用バケツまで持ってるヤツもいる。

驚くのは、彼らにお金をあげているドライバーが結構いるということだ。
俺なら逆に窓を閉める。物騒なので。

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本日のうるさいクルマ。

実技試験は予約の関係で7月になってしまったが、
いずれにせよ、俺がクルマを手に入れるのはもっとずっと後のことだろうよ。