アメリカの歯医者で
歯が痛いわけではなく、健康診断の一環である。
アメリカの歯医者は日本とどう違うのかと思っていたが、とりあえず待合室は普通だ。
むしろ日本のたいがいの歯医者よりはカジュアルで落ち着いた雰囲気と言えよう。
この国では歯医者ってのはちょっと高級なイメージがあるからな。
アメリカは国民皆保険の国ではないので、個人個人が健康保険に加入して自分の身を守らねばならない。
それも、病院系の保険はここ、目はここ、歯はここ、という風に保険会社を別々に選ぶものらしい。
大変ややこしい。
そして、貧乏人はロクに病院にも行けないというシステムだ。
だから歯医者も保険診療メインでやってまーすみたいな庶民的なところはなく、
日本で言えば保険外インプラント専門!てな感じのハイソなイメージになるわけ。
さて自分の番だ。
診察台は慣れ親しんだタイプで安心。
なんせ今回は虫歯ではなくただの検診なので、精神的にも余裕がある。
どんなやり方をするのかよーく観察しておこう。
まずはレントゲン。
これがいきなり違う!
日本ならレントゲン室に連れて行かれて個室で隔離された上でパシャッと撮るところが、
ここでは診察台に寝たまま、鉛のエプロンだけ着せられておもむろに撮る。
しかも日本のように一気に撮るのではなく、
少しずつ、上下の歯を2、3本ずつぐらい、何回にも分けて撮る。
丁寧なのは素晴らしいが、長時間に及ぶと結構オエッとなってつらい。
それに若い歯科助手のお姉さんが近くをウロウロしているところでパシャパシャ撮るのもなんだか心配になる。
アメリカではX線の被ばくの安全基準が違うのだろうか?
撮影はつらいが、結果は大したもの。
歯の1本ずつの状態をディスプレイで詳細に確認でき、素人でも非常にわかりやすい。
苦労した甲斐があった。
そしてそのおかげで、右上の銀歯の中に虫歯っぽい小さな影を見つけていただいた。
あ、ありがとう先生…。
また9月に来ます…。
ちなみにアメリカの歯医者、ここだけかも知れないが、
なんとあの口をゆすぐ水のカップがない!!
最後に口をゆすげないあの違和感といったら。
クリーニングの研磨剤が歯と唇でなんとなくジャリジャリしてるんですが…。
というわけで、ただの検診のつもりがまた来るハメになりましたとさ。
しょうがないねぇ。
まあ男の先生だが親切で優しい人だったので、ここに通うのはやぶさかではない。
今回の所要時間は1時間。
長い時は1時間半ぐらいも平気で治療続行するらしい。
日本って大体30分刻みでハイまた次回!ってならなかったっけ?
こっちのほうが一気に治療が進むので便利と言えば便利だけどな。
小さいとはいえ虫歯がみつかってショックなので、
そのへんで撮ったバイク写真を眺めてウサを晴らす。
なんじゃこりゃ、CB400T ホークⅡ? (適当)
そんな私はもっぱらチャリ移動でございます。
健康的!