一生で何トン食べるつもりか


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またしても英語クラスの食事持ち寄りパーティがあってね。
なんだかこのクラス、こんなことばっかりやってるような気がする。

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右にあるのは、エンパナーダというスパニッシュ版惣菜パンみたいなもの。
大きな餃子っぽい形のパンの中に肉気のモノが入っている。なかなかうまい。

左にあるのはルーシーが持ってきたプラタノと鶏肉の料理。
プラタノってのは緑色で甘くない、おかず用バナナ。これもいい味。
アメリカ人の料理についてはまだピンと来るものに出会ったことはないが、スパニッシュ系のモノは大体何を食べてもうまい。
日本人と味の好みが似ているような気がなんとなくする。

右上あたりにある、中国人主婦リーフォアが持ってきた本家・肉団子もさすがにうまかった。
しかし今回の俺のお気に入りは、中央にあるメキシコ人ソコロが持ってきたフルーツ盛りであった。
おいしいよねフルーツ盛り。
スイカの切り方も独特なギザギザでゴージャスだし。
こっちの人はパパイヤもこんな風に切るよな。

今思えば料理ごとに写真を撮っておけばよかったが、残念ながらそういう発想が浮かんでこなかった。
そして一番印象に残っているのがフルーツ盛り。
つくづく料理をふるまう甲斐のない人間だと自分でも思う。

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そんな俺はと言えば、なんちゃってチラシ寿司を持っていった。
エビしか入っていないのでスシかどうかも怪しいのだがそんなの誰にもわからんだろう。
とにかくその時ちょうど誕生日だったベネズエラ人ギウマールにスシをリクエストされたので作った次第。

これまでパーティ用にみそ汁だの水ようかんだの半分ウケ狙いのモノを色々作って食わせてみたが、今回のチラシ寿司が最も評判がよかったようで、残りを翌日の昼飯にしようと考えていたのに全部なくなってしまったのは少し残念であった。

ところで、この国に住んでみてそろそろ1年。
アメリカにいながらにして和食を作る術というものがだいぶわかってきた。
アジアンスーパーでそれなりの食材は買えるし、あとは工夫でどうにかなるのだ。

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なぜか毎晩のように撮影している夕飯写真を見返したら和食っぽいのがいくつか出てきたので紹介しよう。
これは鶏そぼろ丼だと思われる。
個人的にはあまり買わないが、アメリカでも牛・豚・鶏・合い挽きなどのミンチは買える。
この画像じゃないけど実は今日の晩飯も鶏そぼろだ。

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蕎麦はアジアンスーパーで買える。
日本食専門の通販サイトというのもあり、米や調味料はそこで買ったりしている。

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うどんと…たぶんこれは炊き込みご飯か何かだろう。
まぁその気になれば大体のものはなんとかなる。素麺だってあるし。

唯一買えないのは新鮮な魚ぐらいか。
アメリカ人はあまり魚を食べないので、新鮮な魚介類を手に入れるのが結構難しい。
冷凍ならば鮭やエビ、イカ、貝などはなんとかマシなのが手に入る。
アジアンスーパーで冷凍ウナギ(タレつき)を買ったこともあるが、これは意外とうまかった。

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これはなんとかならなかった例。
パーティ用に水ようかんを作ってみたら見た目も味もかなりダメだった。
どうやらアジアンスーパーで買ってきた小豆っぽい豆が日本の小豆とはまた違う種類だったようだ。
もしくはすごく古かったか。

古いと言えば、以前そこで買ってみた日本の煎餅(賞味期限記載ナシ)の油が最高に劣化しまくっており信じられないくらいマズくて直ちに捨てたという事件もあった。
あれは一体何年前に製造された煎餅だったのだろう。
まぁ、時にはこういう失敗もある。

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一方でこれは、ごくまれに日本人つながりのお土産でいただいたりする日本の老舗の羊羹。
繊細で風味豊かな味はもちろん、包装の丁寧さにも大変感動する。
こういうのは貴重品なので少しずつ食べるのが鉄則。

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そういえば節分に巻き寿司も作ったな。
これはそれなりに食えた。
海苔はアジアンスーパーにしかないが、豆腐はたまに普通のスーパーでも見かける。

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水ようかん失敗事件以降、赤飯用の小豆は通販で日本産を買うようにした。

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これは卵かけご飯。
アメリカの卵が生で食えないのは今や常識だろう。
しかしちょっといいスーパーでちょっといい金を出せば、生食可の消毒済み卵を買うこともできる。
そんなわけで、日本ではいつでも普通に食べられる卵かけご飯がこっちではご馳走だ。
食えるだけでも十分ありがたい。

ついでに言うと、こっちの卵は紙パックに入っていて中が見えないので、買う前に必ず中身を空けて割れていないか確認せねばならない。
俺がこっちのスーパーで買い物をするようになって最初に覚えたのがその事だった気がする。

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オマケ。
本当にごくまれに行く外食で、あえてMISO RAMENを頼む俺。
野沢菜風の物体が入っているせいか、スープが妙に酸っぱい。
先日のマイアミでの中国系ラーメン屋に引き続いてハズレを引いてしまったようだ。
無論わかっていた。むしろ最初からハズレを期待していたフシもある。
だって、アメリカでうまいラーメンまで食えてしまったら、それはそれでちょっと残念な気持ちになりそうだからな。

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なぜか気のいいコロンビア人にテニスを教わるの図。
人に教わるなんて俺もヤキが回ったかもしれない。
そういえば今日はシニアセンターでスペイン語クラスの知り合いから卓球の手ほどきまで受けてしまった。
俺はもうダメなのかもしれない。
テニスだろうが卓球だろうが、とにかくスライス(逆回転の球)を打って人に嫌がられるのが好きだ。

ほなまた。