とにかく偉そうに腰に手をやる


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最近読んでいる本がこれ。
この前はるばるマイアミまで錦織選手との試合を見に行った、ジョコビッチの本だ。

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この人ジョコビッチ。
今世界で一番テニスが強い。

で、この本が何なのかを超手短に言うと、

「小麦やめたら調子よくなる人もいるから試しに2週間だけやってみたら。」

ということだ。
小麦に含まれるグルテンが身体に合わないことを知ったジョコビッチが、グルテン断ちをして生まれ変わったという話。
ただの巷にあふれる健康本ならいざ知らず、体調不良のためにずっと伸び悩んでトップに立てなかったプロテニス選手が、グルテンフリーの食生活を取り入れた途端に最強爆発になって絶対王者になってしまった、という実例つきなので非常にインパクトがある。
ちなみにこの人はピザ屋の息子だ。

さて。
昔からお腹が弱いことで有名な俺は、この本を読んでさっそくグルテン断ち実験をしてみた。
具体的には毎朝食べていたパンをやめ、他の小麦製品であるパスタやケーキ、クッキーなどもやめてみる。

で、今。
かなり調子が良い。
年間327日ぐらいは感じ続けていたお腹の痛み、不快感、不安感がだいぶ軽くなったように思う。

これまでの半生、もう本当に色んな治療法(運動、乳酸菌、ツボ、腸マッサージ、ノーパン健康法、などなどなどなど)を試してきたものだが、ついにこれだったのかなぁ。
2週間やって違いがなければ元の食生活に戻そうと思っていたグルテンフリー生活は、もうかれこれ2ヶ月弱ほど普通に続いている。
病院で調べたわけじゃないから自分がグルテンアレルギーなのかどうかはわからない。
しかしグルテンは腸に溜まりやすい粘っこい性質らしいので、その原因を摂取しないようになっただけでも効果があるのかもしれない。

ともかく、あんなに憂鬱だった腹の不快感が小麦ひとつで解消するのなら、俺はグルテン制限などなんら苦ではない。
同じ症状じゃない人にはわかってもらえないだろうけどな。
電車や飛行機、外食、そもそも外出が嫌だというあの感覚が。

さて、小麦というのは世間のありとあらゆる食物に紛れ込んでいる。
パンはもちろん大概の麺、お菓子、ビールにも。
それじゃあ何を食って生きろというのか。

米があるじゃないか。
米と麦は似ているようだが、米にはグルテンは含まれていない。
じゃあ米飯ばっかりひたすら食えというのか?
そうでもない。

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米粉という手がある。
ちょうど最近ブレンダーを導入したので、これでひたすら米粉をガリガリ生産しては色んなレシピを試している。

ホットケーキや蒸しパン、お好み焼きなどは小麦粉と同じようにできてうまかった。
うどんはコシが強すぎて失敗、米粉パンも膨らみにくく、なかなか難しい。
しかしそれも今後の工夫次第でなんとでもなるだろう。

まあそんなわけで、俺の体質上、グルテンフリーはどうやら効果があるようだ。
ジョコビッチも本で書いているように、全ての人にグルテン断ちが必要なわけではない。
心当たりがある人は、とりあえず2週間ぐらいやってみたら?というぐらいなもんだ。

ところでこの本、日本語にも翻訳されている。
もう何年か前の話で当時は世界的に話題になったそうだが俺はまったく知らなかった。
その時グルテン断ちをしろと誰かに言われてもたぶんやらなかっただろうしな。
今回はなんだろうな、たまたまそういうタイミングだったのだろう。

ここでふと、この本が何か国語に翻訳されているのか気になったのでサッと調べてみたらこうなった。

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日本語、英語、スペイン語、中国語に、セルビア語?イタリア語?ポルトガル語?よくわからないが、なんだかゾロゾロ出てきたよ。
手広くやってるなージョコビッチ。
でもこの人、別に今さら健康本を書いてひともうけ狙う必要なんて全くないほど本業で稼いでいるはず。
小麦をやめて体調が劇的に回復した感動を多くの人に伝えたい!というベタな理由で書いたのかもしれないとわりと本気で思う。

グルテン絡み以外にも単純に読み物としてなかなか面白かったので、興味がある人は読んでみるのもいいんじゃないか。
好きな言語で


ほなまた。