メガネの話

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加入している保険会社の関係で、一年に一度、健康診断と歯科検診と眼科検診があるんだよ。
アメリカは国民皆保険じゃないから、こうやって民間の保険会社に入ることで定期健診もくっついてくるわけだ。
今回は眼科のほうに行ってきた。

メガネ屋兼眼科にいるアジア系のおっちゃん先生に会うのももうこれで3回目。
もはや微妙に顔見知りになっており、趣味のテニスの話で盛り上がる。
おっちゃん先生、テニスをやりすぎてついにテニスエルボーという肘の故障になったらしい。
おいおいほどほどにな。

さて肝心の検診はと言えば。
視力は案の定順調に微低下しており、また去年も言われたが、老眼も進行しているらしい。
老眼ねぇ…。
小さい字なんかまだ余裕で読めるし針に糸も問題なく通せるにもかかわらず、老眼氏はきちんとご成長あそばしておられるようなのだ。
これも近視のお陰だろうか。いやお陰というのも何か変か。

ともあれ、ここまではまずまず例年どおりだった。
今回新しかったのは、遠近両用の老眼鏡を作るかと言われたことだ。

「今私も使っているけど、いいよーこれ。」

なんて言われてもだ。
いらん。
俺まだ至近距離でモノ見えるし!
ここはもちろんキッパリとお断りしておいた次第である。

ところで、なんでまだ見えるのにもかかわらず老眼鏡などという話が唐突に出たのかと言うとだ。
これまた保険会社の関係で、年に1回のこの検診のタイミングにおいて、なぜかタダで新しいメガネを作れるからなのだ。

過去2回の検診時にそれぞれメガネを作っているので、今回で3本目だ。
ハッキリ言ってもう要らない。
俺は視力は良くないけど日常的には裸眼で過ごしているので余計に要らない。
アメリカの保険会社って、こんなことして保険会社に何の得がある?ということを時々してくるんだよな。
出産直前には買うと結構する電動授乳ポンプなんかもタダで送って来たし。
あれなんのサービスだったんだろう。そんなに病院に行かれて医療費使われるのがイヤなのか。
まぁその費用ももちろん保険料に含まれてるんだけどな。

さてニューメガネだ。
タダとは言っても、実はフレームは150ドルまで、レンズもいくらかまでと決まっている。
足が出た分は当然自腹で払わねばならない。
俺はもう2本持っているので、どうしてもと言うなら最安のメガネで充分だ。

で、今回は店に置いてあるフレームの中で、保険でカバーされる150ドルのものを選んだ。
これでフレーム代はタダのハズだ。
問題はレンズだ。
確か去年は、左目の視力が悪すぎるせいで保険でカバーするなら牛乳瓶底みたいなレンズになるぞ!(意訳)
とか言われたような気がする。
そしてやっぱり、レンズ代は少し高く、足が出てしまうようだ。
でもまあこれはしょうがないのかな、と思って俺はその時点でサインをしていくらか金を払ったのである。

が。
家に帰ったら、パートナー兼保険料のスポンサー様に、

「保険でカバーされるメガネがこんなに高いハズがない」

と言うご指摘を受けた。
そして注文内容を再度チェックすることになってね。
その結果、なかなか高額なオプションが付けられていたことが判明したんだよ。

レンズは一番高級なグレードになっていたので、瓶底ほどではない中級レベルのレンズに格下げ。
謎の1年保証というのも付いていたが、たかがスペアのメガネに保証など必要ないと言うことで省かれる。
はい、ごもっともでございます。
これでも足が出るには出たが、ずいぶん安くなった。

いやあ俺ったら、危うく高額オプションを掴まされるところだったのだなあ。
日本で言えば、ご老人が携帯電話の契約において、まず絶対に使わないであろう256GBのSDカードを一緒に買わされてしまうようなものなのだろう。
俺がそんなカモになるわけがないと思い込んでいたが、いざ舞台が英語になると、そこまで突っ込んで聞いたり話したりしたくないのでまんまとカモられかけたわけだ。
このように、英語力が低いと色んなところで損をするのだなあ。
いい勉強になったよ。

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ひさびさのテニス。
赤子関連のドタバタで2か月ぐらいテニスから離れていたが、テニス仲間のジェレミーが遠くに足を伸ばせなくなった俺のためにわざわざ近所まで来てくれたので、2時間ほど打った。
そして、バテた。
落ちている。体力が、すごく。さらにその上にのしかかる寝不足。
しかしまさかそれでもテニス歴5か月のジェレミーに負けるとは…。

今まで誰とテニスをしても相手より先に体力が無くなることなどなかったのに、今回ばかりは正直疲れた。
ゲームの途中で座りたくなったもんな。
これからは気分転換に体力作りも兼ねてちょこちょこ運動するとしよう。
育児には体力が必要なのだ。

ほなまた。