尖ってろん


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最近こういうの、流行ってるよな。
ウェアラブル端末ってヤツだ。
VRとかいって、超立体的にモノが見えたりするんだろ?

俺も時代に乗り遅れてはならんと思うので、さっそく手に入れたよ。

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すげえ、ウェアラブルだ!!

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まあ構造としては、こうなっているだけなんだが。
ウェアラブルではあるが残念ながらVRではない。

さて、なんでこんなものを作…いや入手したのかと言えばだ、

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こうするためだ。
テニスの練習。

今、外部に置いた別の端末のカメラで撮ったこの映像が、俺にはWIFI経由でリアルタイムに見えている。
自分自身が動くところが見える。
つまり、幽体離脱のような体験ができるということだ。

自分のリアルタイムな動きは本来、目の位置からしか見ることができない。当たり前だ。
だがこれを使えば、目という固定の位置から離れて自分自身の動きを確認できる。
モニターを見ながら自分で自分を操縦するラジコンのようなものだ。

すると、どういうことができるか。
スポーツなんかでよくあるだろう、他人の動きのどこがマズいか、どうやったら改善しそうかはよく見えるのに、自分の動きとなると何が悪いのかがわからない。
そこで動画を自撮りするところまでは誰しも考えるが、もしそれをリアルタイムでやれたら、もっと効果的なんじゃないか?と思ったわけだ。

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これやってる途中で思い出したんだが。
そういえば昔、一輪車でバックしながら進行方向を見ようと思ってこんなモノを作ったことがあるんだよな。
クルマ用のリアビューカメラをメットにくっつけただけ。
発想が今とまるで同じだ。
俺の脳はこの時からほとんど成長しておらず、テクノロジーだけが発達してしまった格好である。

えーさて、実験結果と言えば、とりあえずやってみたいことはできた。
自分の眼前に自分がいて、身体を動かすと画面の自分も動く。
これはなかなか新鮮な体験である。
自分の顔もよく見たことがないのに、さらに馴染みのない横側とか背後が思い通りにクネクネ動くのは面白い。
へー俺ってこんな風に動いてるのかー、と感心する。
想像よりも結構ダサい動き方だ。
まさに客観視というやつである。

実は、このウェアラブル端末の本来の目的は、テニスコートでコイツを装着して飛んでくるボールを打ってみたいということだった。
しかし、2台のスマホをWIFIで繋いでいるのでWIFIがないところでは使えないし、
ネット経由だとどうしても現実とモニター画面にタイムラグが発生するので、モニターを見ながらボールを打つのはちょっとムリなことがわかった。
工夫すればできないこともないが、この時点で感覚が大体わかってしまったので、そこまでしなくてもいいやという気分になってしまった。
こうして、俺のウェアラブル端末にかける情熱はあっさりと沈静化したのである。

ま、製作費は0円だし材料は段ボールだけだからな。
素晴らしいウェアラブル体験であったよ。

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オマケ。

入手風景。