テニス外交


ありがたいことに、子どもが出現して忙しくなっても時々はテニスをしに行かせてもらっている。

テニスは気分転換はもちろん、健康維持、体力向上にも役立つので非常によろしい趣味なのだ。

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何人かいるテニス仲間の一人、アビ。
謎のイスラエル人で、どうやってアメリカに来たのかもまったく知らない。

テニス好きなくせになかなか上達しないし、
常に脱ぐし、
シングルファーザーなのをいいことに俺が知っているだけでも4回ぐらい女が変わっているマッチョ野郎なのだが、
とにかく性格が明るいのでコイツとやるテニスはいつも楽しい。
練習の合間にウチの子どものことをしつこく聞いてきて写真を見せろ見せろと言ってくるのはテニス仲間ではアビぐらいだ。

俺の英語力はまだまだポッと出レベルなんだけども、思えばいつのまにかコート上では結構喋るようになった。
人間、趣味が絡むと話したいことも聞きたいこともたくさん出てくるから、言語力を獲得するには都合がいいんだよな。
それがアビのような話しやすい人柄なら、なおさらだ。

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敗北に打ちひしがれるアビ。

いや実は、今回のテニスの直前までジムで鍛えすぎて身体がボロボロだったらしい。
なんでそんなタイミングでそこまでやる。
今悩んでいる四十肩とおぼしき症状もコンクリの床で腕立てジャンプをしすぎた際に発症したそうだし、なんというかこう、アホなんじゃないかという素朴な疑問がある。

中東情勢はアメリカでもよく話題に上がる。
アビはイスラエル人だし、イスラエルと戦争をしているシリア人にもヨルダン人にも知り合いがいる。
みんないい人たちなのだが、なぜか本国では殺し合いなのだ。
つくづくアホらしい。
対決ならテニスしてればいいんだよ。

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テニスコントGIF。