なつどまり

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体調は、すっかり元に戻った。
風邪もひいてないようだ。よかった。

東北を進むルートは、国道4号線に決めていた。
本州のまんなかほどから東側に寄ったりしつつ東京へと至る、長大な幹線国道だ。
また、今回は震災の被災地には行かない方針である。

山を見ると、雰囲気や色合いが北海道と違って見える。
具体的にはわからないが、実際に植生が変わっているのだろう。
道は狭いし、田んぼは小さいし、トラクターも小さい。
北海道を出て東北に来た実感がアリアリとする。
向かい風が強くて歩かざるをえないぶん、青森の風景が色濃く目に染み込む。

「あひゃー、北海道から沖縄まで。そりゃあ大変だなぁ、気ぃつけて。」

お婆様の津軽弁を脳内で激しく翻訳するのも楽しい。

ただ、大して進まなかった。
早朝の絶不調とそれをひきずった午前中、あとは向かい風で随分とブレーキがかかったもんだ。
結局は目標の七戸の道の駅どころか野辺地にも着けなかったが、
とにかく体調さえ回復してくれれば、後はなんとでもなるよな。

今日の走行、というか歩行は、38キロ。
東京までは、あと約700キロらしい。

ところで今夜は、平内町という漁師町のバス停にお邪魔している。
すぐ近くにコンビニがあるという、なかなか好立地な物件である。
これで入口にドアがあればもっとよかったんだが、まぁ今の状況でも寒くはないし、贅沢は言うまい。

結果的には、まずまずな東北初日だったと言えなくもないかな。
体調管理のためにも、早めにじっくり眠るとしよう。