コントラスト

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海中道路とは、
金武湾に浮かぶ複数の島々を、長い道路で繋いだ一直線の道のことだ。
左右に広がる海を眺めながら好きな乗り物で走ることができる、
沖縄東部で人気の観光スポットである。

そして俺はこの海中道路の存在をすっかり忘れていて、
昨日、恩納村の自転車風小僧・安井さんが電話をくれた時、
その会話のなかで急激に思い出したのだった。
彼の電話がなければ、きっとここには来なかったに違いない。

今日は予想外の好天。
海中道路に寄らないのはあまりにもったいないところだった。

さて、実走。
向かい風気味の道路をユラユラと走って行き、
帰りは追い風でズバッ、のつもりが、
なんだか撮影場所探しで疲れてフラフラと戻ってくる。

あまり納得のいく写真は撮れなかったが、
景色は楽しめたのでまあいいとしよう。
暗くなる前に、次に行かねば!

次とは、海中道路からわりと近くにある、勝連城(かつれんぐすく)。
グスクは沖縄のあちこちにある石組の城跡で、
どこのグスクもそれぞれに味わいがある。
が、今回久々に来てみると、他のグスクは意外と国道から遠く、
一輪車で寄り道する気にはならなかった。
そして、グスクと言えば俺はこの勝連城が最も印象に残っているので、
今回はここさえ行ければいいや、とも思っていたのだ。

海中道路から坂を上りまくり、勝連城に到達。
ここはあいかわらず迫力がある。
さっそく一輪車を持ってグスクの最上部まで上がるが…。
うわ、人が多い。
そうか、今日は日曜だった。

次々続々とやって来る観光客たち。
俺はもちろん、この場所でマウンテンユニサイクリングがしたい。
でもこう人目があっては、なかなかハデなことはできない。

狭くて人の多い最上部は早々に諦め、
中層あたりでなんとかコソッとやろうと場所探し。
だが、自分撮りという制限と、何より自身の腕前のせいで、
なかなかアグレッシブな写真を撮れるところがないのがつらい。

久々なダートの斜面を前にして、
マウンテンユニサイクルに乗っているわりに、
マウンテンなことがまるでできない自分の実力を思い知ったよ。
実力があれば、多少人が見ていようとシブい走りができるのだが。

それでも色々とアングルを考えて試行錯誤してみたが、
結局はここでも納得のいく写真は撮れなかった。
海中道路と勝連城は2大撮影ポイントのハズだったのにな。
ま、どちらも行った記念写真ぐらいは撮れたから、よしとしとこう。

今日はいつもと違って進むことはあまり考えず、
もっぱら2つの名所を巡ることに集中するという、珍しい一日だった。
日射しは本当に強く、顔なんか一日で日焼けしてしまった。
明日は顔が熱いか痛いかのどちらかだな。
こんな日にサングラスはまさしく必須アイテムである。
例えパンダになろうとも。

今はうるま市郊外のマクドで旅日記を書いている。
新しい店舗と睨んで入ってみたら、やはりコンセントが使えて嬉しい。
賭けは久々の勝利だ。

それにしても、今朝のスーパーといいこのマクドといい、
ドルで買い物ができるのには驚いてしまった。
おそらく米兵が集まるようなバーなどもドル払いだったりするのだろう。

北海道はロシアに近いからと言ってルーブルは通用しないのにな。
あ、いや、稚内にはロシア語でマガジーン(店)と書いてある店があるから、
あの店なら通用する可能性があるな。

どちらも特殊な例だと言われればそれまでだが、
日本国内では日本円しか使えないのが常識!というわけでもない。
そんなことは覚えていてもよさそうだ。

その後、マクドを出て。
街が近いせいか、21時を過ぎても空がほんのりと明るい。
歩道もそれなりに見えるので、
夜中なのにさもあたりまえのように走り倒してしまった。

うるま市、沖縄市を経て、
北中城村(きたなかぐすくそん)、中城村。ここまで。

まぁ、いい寝床がなかなか見つからなかったということもあるが。
ようやくそれなりな場所を発見したので、
今夜はこの中城村で適度に寝るとしよう。

走行は55キロ。
明日は本当にこれと言った目標がないな。