すべてがじわじわと変わっている


イメージ 1

ハリケーン・アルマの痕跡と言えばこんなもんだ。

イメージ 2

こんなのとか。
町のあちこちにまだこうした倒木はあるものの、じわじわと片づけられている。

これより遥かに大変そうなのが、アルマの後に別のハリケーン・マリアが上陸したプエルトリコ。
こいつがプエルトリコのインフラに壊滅的なダメージを与えたおかげで、今相当数のプエルトリコ人がフロリダに避難してきているという話だ。
プエルトリコはアメリカの自治州的な立場にあってアメリカには自由に行き来できるからな。

ちなみに今回のハリケーンは、アルマ(女)、ホセ(男)、マリア(女)の順で来たわけだが、スパニッシュ系住民たちの間では、
「アルマを追ってホセが来て、さらにそれを追ってマリアまでやって来て大騒ぎになった。昼ドラみたいだ」
ともっぱら噂になっていたそうだ。

イメージ 3

うちの近くの消防署はよく早朝にハシゴ車の点検をやっていて、その際に必ず2ストサウンドが聞こえるのだ。
前から不思議だなー、ハシゴ部分は2ストエンジンで駆動してるのかなー、なんてアホなことを考えていたのだが、
どうやらチェーンソー(丸ノコ?)のチェックを同時にしているらしいことを突き止めた。
聞いたわけじゃないがこれはたぶん、家の柱を崩すためのものだと思う。
火事の延焼を食い止めるために家を壊す。
江戸の町火消しのような発想だ。

前にも書いたように思うが、フロリダの一般住宅はほとんど木造である。
アパートでも1階はブロックで2階部分以上は木造だったりする。
だからチェーンソーがバリバリと活躍するのだろうか。
あんまり日本の消防署では見たことがない光景だが。

イメージ 4

ああそういえば、うちのジョギングコースの柵も倒れてたんだった。
隣ののどかな牧場風景が一望できるよ。

イメージ 5

でもこれ、自由すぎるよな。
ジョギングコース上に牛糞がいくつかあったりするので、奴らは確実にこっちまで遠征してきている。
そのうち駐車場で寝転んだり部屋に入居してきたりしないだろうか。

異文化交流っていうのは、こんな風に大して強固でもない垣根が取り払われた瞬間にいきなりなし崩し的に始まるんだなー、ということについてしばらく考えてしまった。