中島さんと行く!オホーツク海カンカイ爆釣ツアー!

読んで字のごとく!

先日操業を終えたばかりのライスセンター期間労働者4人による、
それぞれの思惑が複雑に絡み合ったミステリー釣行の模様をリアルにお伝えするぜ!

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4人は軽ワゴン2台に分乗して移動だ。

1台には今回のリーダー(引率者・保護者兼任)、釣りマイスターこと中島さんが。
もう1台の俺のクルマには、有象無象の3人組が乗り込むのだ。

なんでこのような偏った人数配分なのかというと、

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中島カーはエブリデイ釣り道具満載状態だからだ。

さすがは釣りマイスター!

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4時間超の慣れないロングドライブを経て、
ついにやって来たのはココ。
オホーツク海沿岸、紋別と興部(おこっぺ)の間ぐらいにある、沙留(さるる)漁港。

すでに先達がたくさん来ております。

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中島氏と長瀬氏、釣りの準備中。
どうやら今夜は、カンカイとかいう正体不明の魚を釣るらしいぞ!

ちなみにその他の同行者である俺とエトリ氏は、
自慢だが釣りのことなんかなーんもわからんのである。

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で、とりあえず高いトコに登って周囲を睥睨。

それにしても寒い。風が強いって!
こんな寒いとこに一晩中いて釣りなんかして一体何が楽しいのか!!

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さっそくカンカイ釣りにのめりこむマイスター中島氏をヨソに、
他のヒマピープルたちはおもむろに七輪を取り出し、
そのへんの店で買ってきたソーセージなどを焼いて食いはじめるのであった。
そこにはあまりにも寒いので、
常に何かを食い続けるしか体温を保つ方法がないという切実な事情もある。

まだ16時過ぎだというのにだんだん暗くなる周囲。
そしてガンガン寒くなる漁港。
果たして朝まで生き延びられるのか!?

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そんな苛酷な環境のなか、
中島さん、ついに念願のカンカイを釣る!

そうよなー、この人、
夏に仕事してる時もずっと呪文のようにカンカイ、カンカイて言うてたもんなぁ。
夏場は釣り資金を貯めるためだけに働いてるような感じやしなぁ。
我々ウゾームゾーの素人連中とは情熱が違うのである。

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カンカイの合間をぬって時々釣れてしまうカワガレイという外道を、
あえて七輪で焼いて食おうとするエトリ氏。
彼の食に対する情熱はカンカイに賭ける中島氏のそれに匹敵するものがあってちょっとコワイ。

ところで、おいしくないことで有名らしいこのカワガレイ。
確かに焼いてる煙がなんとなーく生臭くてあんまりな感じ。
でも食べてみたらちゃんとカレイっぽい味がした。食えないほどじゃない。

へー。
スーパーで売られてる以外にも、魚ってたくさんいるらしいよ。

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そして!
ボクにも釣れた!カンカイ!

実はコレ、人生初の釣り。
やたら不気味というか嬉しそうなのはそのため。

最初の釣り体験が冬の夜中のオホーツク海ってところがまたトレンディだよネ!

まぁ、全然知らない隣で釣ってたオヤジも祝福してくれたことだし、万事ヨシとする。

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続いて長瀬氏もカンカイ!

ちなみにカンカイってのは北海道の呼び名で、一般的にはコマイと呼ばれているらしい。
そう言われればコマイの干物ってたまにスーパーで見かけるな。

それにしても、実物の迫力、実物の魚の引きってのは、スゴい!楽しい!

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午前0時頃。
やたらデカいヒトデを釣りあげるマイスター中島。

一時は爆釣(ばくちょうと読む)の予感がしたカンカイ釣りであったが、
ある時を境にだんだん釣れなくなり始めた。
俺には全然わからんけど、釣りというのは得てしてそういうもんらしい。

他の釣り客もパラパラ帰り始めたところで、
巨大ヒトデを釣った中島さんの一言により、今夜のカンカイ釣りはお開きとなる。

それぞれクルマとテントにわかれてそのへんで寝る!

あー疲れた。


……。


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朝。

朝から元気に七輪でソーセージをゆでるエトリさん。
この人は間違いなく俺の3倍食う。

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昨夜のカンカイ釣りとは違い、今日はチカ釣りをやるらしい。

確かに仕掛けが変わったようだが、チカってのは一体どんな魚なのかねぇ。

しかし、どうもなかなか釣れないみたいだよ。

てなわけで、

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遊ぶ俺。

寒い時はコイツを乗り回してればそのうちあったまるので重宝する。

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ここだけの話だが、
一回だけこの高さから一輪車のみが落下。
ガンガラガッシャンとスゴイ音がするも、特に壊れないマウンテンユニ。

さすが!!

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いつのまにかチカが釣れるようになってきてた。
チカを吊り上げほくそ笑むエトリ氏。

チカって…、デカいワカサギみたいな感じ?

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だんだん釣れてきたよー!

この中にはチカとカワガレイと、
キュウリと呼ばれるまさにキュウリ臭い魚が混在しているぞ。

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まだ釣りを続けるマイスター中島以外の有象無象組はそろそろ帰るため、
なんとなく記念撮影をする。

が。

その時、おもむろに引いてる竿。

「引いてる!引いてる!」

中島さんがチカを釣り上げ、ふたたび記念撮影!

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明らかにテンションが違う。

釣りって楽しいなぁ。


そこから釣りのために生きていると思われる中島さんを残して3人組は帰途につく。

途中、旭川近郊にて、
相当な因業ババアが営業していると噂される怪しい温泉に立ち寄ってみるも、
そこは意外なことに広く明るくキレイで、
番台のおばさんの愛想もそこそこ良いという、
納得しがたい結果に終わってしまったのはつくづく残念であった。

ただ湯温だけは死ぬほど熱く、「中温」と書いてある浴槽でもすでに充分熱いのに、
「高温」のエリアは足をつけるとマジでヤケドしたみたいになってとても入れなかった。
あれだけ人を試す温泉というのもなかなかあるまい。
しかも源泉そのままではなく源泉水をわざわざ加熱してるらしいぞ。
何がしたいんだ!!


そんなわけで。
なんとか無事に帰ってまいりました。

どうなることかと思った釣りツアーだったが、終わってみると実に楽しかったなぁ。

魚がかかった時の、手に伝わる躍動感、忘れがたいものがある。

と言っても俺が釣ったのは、
カンカイ2匹、カワガレイ2匹、チカ2匹、キュウリ1匹。
初めてにしては上出来かな?


以上、釣りツアーでしたー。