道の駅・富士見

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やっとオロロンラインに入った。

天塩では道の駅でしじみコロッケと昆布もちと言う微妙なタッグを買って食ったが、それぞれ旨かった。
運動して腹が減ってるとなんでも旨いが、しじみもなかなかやりおったわ。

天塩ですでに17時。
普段ならそろそろ寝床を考えなければならない時間だが、ここはもうオロロンラインだ。
海沿いに延々と続くこの道、思ったとおり、歩道がある。
しかも幅広で、舗装もまぁ問題ない。
途中で欠けてるところもあるだろうが、おおむね留萌まではこんな具合に整備された道が伸びていたハズだ。
これなら、多少暗くなっても走ることができる。
そこそこ調子もいいことだし、さらに19キロ離れた遠別町の道の駅、富士見を目指すことにする。

途中は霧がかかり、視界が悪い。
この時間で霧だと、歩道がなければ怖くて走れないところだった。
天塩ちょっと前ぐらいから妙なブーストがかかっていた俺は、
ロクに休憩もせず延々と走り続ける。
ツイッターでも書いたが、天塩の道の駅で買い物してコロッケ食う間もザックは背負いっぱなしで、まだ走る気充分。
これはもう、アイスランドで何度か発生したあの、ハイパーモードの気配である。
これってなぜか出る時は夕方なのが本当に不思議だ。

そんなハイパーモードのおかげで、昨日や今日の昼間ならウンザリしまくりの19キロという距離を、つるっと蕎麦でも流し込むようにクリア。
ハイパーモードの翌日はダレることが多いので、ほどほどにセーブすることも忘れずに。学習したなぁ俺。

20時ぐらいに遠別市街に着き、小さなスーパーがあったので、嬉しくなっていろいろ買い物。
ちょっとマトモなメシ(半額おにぎりと半額チーズかまぼこ)と、日頃は飲まない缶チューハイまで買ってしまった。
そして今は富士見の道の駅。
風があって妙に冷えていたが、テントと寝袋に潜り込めば一挙解決。
今夜は空腹や寒さに耐える必要もなく、上々の寝床である。まだ寝袋は湿ってるけどな。

今日の走行距離は71キロ。
明日から留萌までは道がいい上に、この区間は道の駅が異様に多く点在しているので、天気次第ではそれなりに快適に走れるかな。

2日間、北海道を走ってみて。
声をかけてきた人、3人ぐらい。
寒いでしょ?と聞いてきたコンビニの客のおばさんとか、
この辺で寝てたらクマにシバかれるぞと脅してくれた道路工事のおっちゃんとか、
大声でガンバレヨー!と2回叫んでくれた牧場の人とか。
さすがに日本では、クルマを降りて写真を撮るようなアイスランド人みたいな人はいないらしい。

俺は単純なもので、温かい励ましを受けるとしばらくは、心身ともに盛り上がるのだ。
ちょっとぐらい寒くても、なんとかなりそうだぜ。

あ、昼間は10度ちょっとと書いたが、実際は7度だった。
今はさらに低いんじゃないかな。息が白いはずだわ。

ほな、また明日ー。