コーチという響き
しかし色々あって、その労働許可証がまだ当分は手に入りそうにないことが判明した。
そりゃまあしょうがないってわけで、
今年からPC初級クラスのボランティアコーチをやることになった。
ブラッドリー女史の英語教室があることでほんのり有名な某シニアセンターのだ。
この試みはもちろん英語力の向上が目的なのだが、とりあえず英語で授業を聞いたり人に教えたりができないと話にならない。
でもまあ、教える内容がマウスとかメールの使い方ぐらいなのでなんとかなるだろうたぶん。
ついでにブラッドリー女史が今年から始めたスペイン語クラスにも参加することになった。
しかしこちらは受講生が多すぎて、俺はもっぱら先生を補助するアシスタント(パシリ)として暗躍するハメになっている。
補助イス出したりプリント配ったりコピー取りに行ったり授業の寄付を集めて回ったり。
こっちもほとんどボランティアのようなものだが、これはこれで英語の勉強になっているのでよしとする。
そんな活動のおかげか、最近は白人だろうが黒人だろうが謎のアジア人だろうが、急に話しかけられても大して焦らないようにはなってきた。
内容が理解できているかどうかはまた別の話だが、アメリカ横断の頃よりは聞けるようになっているだろう。
とりあえず、なんでも経験しておくと損にはならない。
アメリカに来てシニアセンターに平日ずっと入りびたりになるとは夢にも思わなかったけどな…。