堕落の底から電気ショック


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数か月前、愛用していたスマホが不慮の事故死(某シニアセンターで落としたら画面が割れた)を遂げて以来、控え選手だった7インチのタブレットでデジタル中毒ライフを送っているわけだが。

タブレットってわりと重いんだよな。
7インチでもそれなりに重量があり、俺ぐらいデジタルデバイスを使いこなしていると(長時間釘付けになっていると)、どうしても腕が疲れてくる。
人類の輝かしい未来のため、これはどうにかせねばなるまい。

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その辺にあった段ボールで台を製作。
これだけでだいぶ楽になった。

しかし、使い勝手は今一つである。
自分が動くたびに台が揺れるし、地面との平行は維持できないし、挟まれているのでなんだか言い知れぬ圧迫感がある。
ちなみに見栄えがみすぼらしいのは俺的にはまったくどうでもいいことだ。

ともあれ、改良しよう。
イメージとしては、やっぱりこう、ガッシリして動かないヤツがいいよな。

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作った。

俺の趣味はアパートの粗大ごみ置き場を定期的にチェックすることであり、そこで板や棒はもちろん、がんばれば木ネジなども入手可能なのだ。
北海道にいた頃は工具も工作機械も材料も豊富にあったので、アイデアが思いついた時点で大概のモノは作ることができた。
しかし立派な道具が無いなら無いで、それなりのモノを作ればいいだけだ。

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いい。段ボール台よりずっといい。
タブレット部分はあいかわらず紙だが気にするな。

ネットでいくらでも安くて出来のいいスマホスタンドがあるからそれを買えって?
ここで買ったら意味がないのがなぜわからんのか!
無料工作万歳。

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さらに発展すると、このような最低最楽パターンも可能だ。

最近、我が家にはテレビが導入された。
テレビなど不要な生活をここ20年以上続けてきたが、あればあったで英語のトレーニングとしては非常に有用であることがわかってきた。
NETFLIXやhuluなど動画配信会社の無料お試し期間を利用してドラマや映画、ドキュメンタリーなどいろんな番組を観てみた結果、今のところ、まさかのポケモンが一番自分の英語レベルに適していることを確信。

洋画の英語は俺にはまだちょっと速いし崩れてるし、かといって日本の他のアニメ等は英語字幕の日本語放送が多く、それだと字幕ではなく無意識に日本語で聴いてしまう。
そんなわけで、人気のゆえか一応まともな英語(声優はイマイチだが)に吹き替えされているポケモンなのだ。
ちなみに主人公サトシの英語名はashだ。最初誰かと思った。

英語といえば、某シニアセンターの大先生ミセスブラッドリーが7月から2ヶ月間のバカンスを取ってルイジアナに行ってしまっているので、英語とスペイン語のクラスはしばらく休止中。
その間の英語学習をどうしたものかと一瞬悩んだのだが、実は悩む必要がなかった。
たまたまガソスタでバッタリ遭遇したスペイン語クラスのクラスメート、シーラが週1で俺に英語レッスンをしてくれることになったからだ。

シーラはフィリピン系アメリカ人で、俺の一回りぐらい年上のナイスマダムだ。
子どもの頃からアメリカに住んでいるだけあって英語が上手く、電話だけだと誰も彼女がアジア人だとは気づかないぐらいのレベルだ。
そんな彼女のレッスン法は、俺に本や雑誌などを朗読させて、マズい発音をピックアップしては矯正する、というやり方。
本人もこの方法でフィリピン訛りを克服したらしく、やってみると非常に効果的。らしい。シーラは俺の発音がだいぶ良くなったと言ってくれるが正直自分ではよくわからない。

最初の頃はそんな感じで発音の矯正に軸足を置いていたのだが、最近はもっぱら雑談しかしていない。
彼女は無知な俺のためにアメリカでの常識・非常識を叩き込もうとしてくれているらしく、これまでの話題は、

・アメリカと日本の文化の違い
・レストランでのマナーとチップの払い方
・スタバでの店員に有無を言わさない注文法
・家に虫が出現した時の撃滅法
・パーティをなんとか切り抜ける技
・嫁を怒らせない生き方

などなど、実践に即しまくった、いっそ『マダム・シーラのみるみるきれいになるアメリカン・サバイバル・ブック』とか適当なタイトルで本にして出版したいぐらい有意義なものであった。

某シニアセンターを時々ウロウロしているだけで、こうして良い人々に出会えるのだからありがたいことだ。
俺もパソコン教室のコーチをしたり、教室に来るヒマがない人にはプライベートで教えたりもしている。
こんな風に善意が循環するのならそれはまぁいいことだろう。

ところで完全に英訳されている風味のash版ポケモンだが、ピカチューのセリフだけは元のままなのが笑える。
あの鳴き声、汎用性あるんだな…。