いつにもましてホンダの回し者ではありません。


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先日マラソン(5キロだが)してきたデイトナスピードウェイに、再びやって来たぜ。

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今回観に来たのはこれ。
モトクロスっぽいコースが見えるけど、これはスーパークロスと言うらしい。

モトクロスとスーパークロスの違いは、野外の広大な自然地形でやるのがモトクロス。
スタジアム内に土を運び込んで短いコースに豪快なジャンプ台をボンボン作るのがスーパークロスって感じ。
スーパークロスはアメリカ国内だけの選手権だそうで、いかにも派手好きなアメリカらしい競技だ。

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おおっ、なかなかシブいホンダのコンボイ。
今回のレースの主催はホンダだけに気合いが感じられる。

とはいえホンダ、スーパークロスではもう10年以上総合優勝できてないようだ。
おいおい頼むぜ。
そりゃまぁ今時、オフロードバイクに力を入れても売れないからヤル気が出ないのはわかるけどなぁ。

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レースをスタンドから見るとこんな感じ。
現場にいるとなかなかの音と迫力だが、夜中にタブレットで漠然と写真を撮るとこんなもの。

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250ccと450ccのクラスがあり、それぞれの準決勝と決勝まで観戦。
これは450かな。
さすがにピヨンピヨンよく跳ぶ!

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今回の優勝者は、250がヤマハ・YZ250Fを駆るジェレミー・マーティン選手。(たぶん画像の人)
ラスト2周で先行していたホンダのロン毛ライダーを鮮やかにパスしたのはカッコよかった。

450の勝者は、カワサキ・KX450Fで手堅い走りを見せたイーライ・トマック選手。
今シーズンのポイント1位であるKTMの選手を見事に抑えて優勝。

たまたま観に来たレースで2クラスとも日本メーカーが勝ってくれるとは嬉しい限りだ。
よくやってくれた!ありがとう!

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レースが終わると、おもむろにコースに侵入しはじめる一般庶民の皆さま。
毎回恒例なんだろうか?
よくわからないが、こっちを通るほうが駐車場に近いし、俺も行くことにする。

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いいねー、なかなかおもしろい。
こっちの人はこういうのも含めて、レースの楽しみ方というのをよく知っている気がする。
お客さんは満員レベルでいたし、決勝前にはアナウンスに合わせて観客全員の足踏みの音が響き渡った。

それにしても、アメリカ人はこんなにモトクロスが好きなのに、なんでアメリカにはオフロードバイクのメーカーが無いんだろうねぇ。

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完全晴天のコースなのにワダチがガッツリ。
レースごとに重機でならしてもすぐにこうなる。
触るとかなり柔らかめの土だったが、それでもマシンパワーの凄さがよくわかる。

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おっ、これはもしや!?

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ホンダの新型ATV、PIONEER1000 だな!

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コイツは俺も大変気になっているが買わないし買えないことで有名な、新型CRF1000Lアフリカツイン
PIORNEER1000と同じ型式の新設計並列2気筒エンジンを積んでるんじゃないかと言われているな。

二人乗りのアドベンチャーバイクのエンジンが、最大5人乗りのATVのエンジンにも使えるって大したもんだ。
まぁそれを言うなら660ccの軽自動車のほうがよほどがんばっているわけなんだが。

それにしても新型アフリカツイン、ホンダでは久々の世界的ヒットになりそうだ。
発売直後なのに日本でももう街中(とか道の駅)でチラホラ見かけるとか何とか。
これは俺もいいバイクだと思うよ。買わないし買えないけど。
どうせならこの会場にも一台ぐらい飾っておいて欲しかった。
バイクで来てる観客は多かったから、勢いで結構売れたと思うんだがなー。

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レース後、さっそくマシンを洗うスタッフの人々が労働中。
こうやってその場でバイクを洗えるのって、オフ車好きとしては羨ましい環境だよな。
でも山でやるモトクロスならともかく、
普通のサーキットにわざわざ土を運んで来て盛り上げ、そこで走り回ってドロだらけにし、
それをまたすぐに洗って帰るんだからなんだか不思議な気もしないではない。
これが文明社会というやつか。

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帰り際にピット探訪。
真剣なレースも終わり、スタッフの間にも和やかな空気が流れている。

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ワークス系(メーカー直属のチーム)のトラックが凄い!二階建てで昇降用のリフト付き。
これは間違いなく住める!

プライベーター(個人参加者)らしき人々はピックアップトラックにマシン積載というパターンもあったな。
こうやって彼らは、車内で生活をしながらアメリカ中を転戦していくのであろう。
次のレースは1週間後にトロントでやるそうだ。(カナダじゃないか)

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レースが終わったのは午後10時半なので、今日は選手もスタッフもここで寝るのだと思う。

おもしろいのは、サーキットの空きエリアにキャンピングカーが大量に並んでキャンプしていること。
観客もキャンプがてらここにやって来て、一泊してから帰るらしい。
なんで夜中にレースがあるのだろうと不思議だったが、泊りがけで観られるという理由もあるのかもしれない。
これなら気兼ねなくビールも飲めるし、サーキットでバーベキューもできるし、アメリカらしい豪快なレースの楽しみ方だと思う。

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モトクロッサーってカッコイイけど、20年前とあんまり見た目は変わらないんだな。
俺の知識はアルミフレームが一世を風靡をしたあたりで止まっているのだが。

とりあえず、こちらもロードレースのようにクラッチレバーがなくなって自動変速というのはありそうに思う。
それよりモーター化が先かな?
そりゃいいけど、無音でシューッと跳んでいくモトクロッサーってなんか気持ち悪いなぁ。

最後にオマケ。

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これ!
カブって書いてるけど…。

EZ-9だよね!?

俺は見た瞬間にビビっと来たよ。
こんなスクーターに興奮して熱心に写真を撮っている俺を見て、その横で撤収作業をしていたホンダワークスらしき兄ちゃんが、

「ヘイ、キミもカブを持ってるのかい!?」

なんて聞いてきたので、

「これはカブじゃないよ!EZ-9だ!」

そう返しはしたものの、相手はなんだか怪訝な顔をしていた。
EZ-9を知らないのか、それとも俺の英語がまたイマイチ通じなかったのか。

EZ-9ってのは、ホンダが25年ぐらい前に作った謎の怪しい微妙なオフロード型スクーターなんだが…。
元北海道在住民として、EZ-9と言えば思い出すのはやはりコレ。

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EZ-9の派生モデル、その名もEZSNOW!!

これ、実はヤフオクに出て来る度に何度かあやうく買いそうになったんだよなぁ。
冷静に考えて使い道がないのでなんとかスルーしてきたが。
EZ-9をカブだと思い込んでいたあの兄ちゃんは、よもやこういう派生モデルがあるとは知らないだろう。
しかしまぁ、フロリダでEZ-9を目撃するとは思わなかった。

いやー、今回は楽しめたよ。
バイクっていいね。(持ってないけどね。)