クロスカブと労働

 
 
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年末年始の新聞配達が終わったら、流れるように軽やかにポスティングバイトのスタートですよ。
住宅耐震診断のチラシを早朝から好き勝手に配りまくる恒例のアレだ。
 
このバイトももう2年やったし、そろそろ新鮮さを求めて別なことでもやろうかと思ったんだが、
(パン屋さんとかお花屋さんとかな!)
またしても絶妙なタイミングでお呼びがかかってしまってね。
まぁ新聞屋と同じく俺のことを忘れずに呼んでくれるのはありがたいことだし、
何よりこれまであらゆるバイクをチョイスして挑んできたこのバイトを、
クロスカブでやったらどうなるのか?ってのには興味があるからな。
 
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というわけで、クロスカブをビジネス仕様に。
 
北海道とは比較にならないが関西の冬もそれはそれで寒い。風防の効果は絶大だ。
重いんだけどね。
後ろのデカ箱とあいまって、車重といいハンドリングといい、まあ重いこと。
同じバイクなのにこの仕様にすると、飛んだり跳ねたりする気分にまったくならない。
 
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クロスカブでのポスティングでとにかく役立っているのがこれ。
ブレーキレバー根元にある、スーパーカブ110プロ譲りのフロントブレーキストッパーだ。
 
ツーリングやオフロードではメッタに使わなかったこの装備だが、
坂の多い市街地ではこれが非常に効く。
ちなみにこの坂、
 
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これぐらいの斜度がある。
 
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横から見るとこれぐらい。
原付だと登るのも勢いと気合いが必要なレベル。
こんな無理な位置でもワンタッチのストッパーで止まってくれるんだから便利だ。
 
単純にフロントブレーキを目いっぱい握ったまま固定してくれるだけの仕組みだが、
これがあるとないとでは仕事の効率がまるで違う。
プロはともかくクロスカブにはあってもなくても誰も文句を言わないようなシロモノだと思うけど、
俺としてはコイツを付けといてくれたホンダの設計者に感謝したい。
 
あ、そういえば丁度このパーツにもリコール(サービスキャンペーン?)が出てたんだった。
早く買ったバイク屋に持っていかないとな。
 
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一方で問題になるのは、クロスカブ特有の高いシート高。
ある程度予想はしていたものの、仕事で頻繁に乗り降りするにはやはりちょっとしんどい。
 
これまではカッコよく脚を振り上げる『回し蹴り乗り』(いま命名)で乗っていたので気にならなかったが、
箱があると回し蹴りはできないので画像のようなカブ乗りになる。
これを無数に繰り返していると、普通のカブよりも車高が高いクロスカブでは分が悪くなってくるわけだ。
初日はヒザが痛くなってしばらく困ったよ。
 
クロスカブはカブというビジネスバイクからの派生モデルであって、
ビジネスにはそれほど向かないんだなーってことが実際に試してみてわかった。
ちょっとした段差は越えていけるし目的地への移動はツーリング気分だし、おもしろいんだけどね。
 
うーむ。
クロスカブこそが最高のポスティングバイクだと思ったんだけどなぁ。
最高を求める道のりは孤独で険しいぜ。
 
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買ったバイク屋に行き、これまでクロスカブで出た燃料ポンプとブレーキのリコール関連をまとめて消化。
 
この黄色い対策済みシールは車体のどこに貼ってもいいらしいんだが、
右スイングアームでマフラーの真上というのはなんというか…斬新?これが普通なんだろうか。
とにかくこれで心おきなくブレーキストッパーを使いまくれるな。
 
ほなまた。