新しいことができると
おっとー、ついに手に入れたぜ!
って何これ?
これはテニスラケットのガットを張る、ストリングマシンだというシロモノだ。
KLIPPERMATEという、ネットで買った220ドルの格安物件。
ストリングマシンってのはマトモなヤツになると余裕で10万を超えるので、日本円で25000円もしないこいつは超破格値なのである。
なんせ一番安いヤツを買ったからな!
本当にこんなもんでストリングを張れるのか?
しかしこいつ、これで実はアメリカ製。イリノイかどっかで頑固な爺さん(想像)が今も細々と作っているらしい。
最低限必要な道具は付属するし、テスト用のお試しストリングも5本ついてくるので、これはもう失敗し放題だな!
さて。
それでは先日切れたばかりのラケットを使って早速張ってみるとしよう。
なかなか親切丁寧な説明書(英語)をちょこちょこ見ながらラケットをセット。
まずは縦糸(メイン)からスタート。
おお、これがストリンギングか。
今までプロに任せていたものを自分でやるかと思うとドキドキするな。
使い方は簡単、というかむしろ原始的。
この重りが糸を引っ張り、ちょうど水平になったところで設定したとおりのテンションになっているという仕組み。
今回は柔らかいナイロンストリングなので、重りをスライドさせてとりあえず50ポンドの位置に合わせている。
こんなんで本当に数値どおりになっているのかどうかは知らん。
ちなみにプロが使うのはもちろん電動式で、こんな風に重りをガコガコ動かして筋トレまがいのことをやるのは今どき貧乏なホームストリンガーのみである。
大変味わい深い。
縦糸(メイン)が張れたら、今度は横糸(クロス)に移る。
この時、結び目(ノット)を作ってストリングを固定しないといけないのだが、案の定ここで手こずった。
しかしサイトやらYOUTUBEやらを見てどうにかクリア。
昔なら本を買うか誰かに教わらないとできなかったような貴重な情報が動画でバンバン出ているのだから本当にありがたい。
インターネットさまさまだぜ!
クロスも張れたらまた結び目を作って、よし。できたようだ。
最初だけあって3時間もかかってしまった。
慣れれば30分で可能らしいが、まあプロじゃないので急ぐ必要もない。
おーー、はじめて自分で張ったラケット!
なかなかに感無量である。
しかしやはり結び目が甘いらしく、一番上と下のクロスが明らかに他より緩いが、まあそんな端っこにボールを当てるわけでもないので良しとする。
早速使用。
おっ、いい!案外普通に打てるよ!
もっとグダグダで使いモノにならんレベルかと思っていたが、特に問題なく打てる。
なんだー、自分で張っても十分使えるじゃないか。
今まで40ドルぐらい出していちいちショップに持ってってたのは何だったんだ。
自分で張れば一回10ドル以下で張れる。
220ドルなんかあっという間に元が取れるぜ!
1本目の成功に気を良くしたワタクシは、早速2本目に取りかかるのである。
前回の経験を元に、自分好みの高さで作業台を製作。
これで腰を曲げずに作業ができる。
いつものごとく適当に作ったので見た目はアレだが、これがまあ快適なこと。
わかりにくいけど、今回はメインとクロスに別々の種類のストリングを使う、ハイブリッドと呼ばれるやり方を試してみた。
2回目だけあって前回よりだいぶスムーズに進み、2時間以内で終えることができたよ。
いやー、気に入ったよKLIPPERMATE。
こんな安物で大丈夫かと思ったけど全然大丈夫だった。
そりゃあプロの仕上がりには遠く及ばないのだろうが、自分で使うにはまったく充分である。
これでもうストリングは切り放題、張り放題。
いつ切れるのかビクビク怯えたり、古いストリングで仕方なく打つ必要もない。
何より、自分でラケットを張り替えられるというのは、とても楽しいよ。
全然関係ない話なんだが、今日相方がアジアンスーパーでこんな魚を買ってきてね。
こんなの日本で見たことないだろ、どうやらポンパノと言う魚らしい。
うーーーーん、魚まるごと一匹か…。
がんばって捌いてみるのもいいんだが、今朝が週に一度のゴミの日だったからなぁ。(主夫的発想)
というわけで、このまま塩だけ振ってオーブンで焼いた。
焼き上がり写真も撮ったけどなんだかグロいので公表は控える。
以上だ。
あ、味はそれなりにうまかった。
以上だ。