屋根

久々に仕事が休みになったので、
前々からやろうと思っていた、屋根のペンキ塗りをすることにした。

本州では屋根といえば瓦だったり何らかの新建材だったりするが、
北海道の古い民家の屋根は、基本的にトタン屋根。
たぶん雪が落ちやすいようにだと思う。

で、これがまた、定期的に塗り替えないと、
錆びて穴あいたり、雪のすべりが悪くなったりして大変らしい。
それはちょっと困るので、
屋根のペンキ塗りなんか当然やったことないが、まぁやってみるとしよう。

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やりかたはようわからんが、とりあえず着手してみる。

ペンキを買ってきてくれた大家のおじさんいわく、
確かハケで塗るんだと言っていた。
だが別の人に聞いてみると、
ローラーを使ったほうがラクなんじゃないかとアドバイスされた。
よって、両方買っておいた。

結果。
ローラーのほうが250倍早い。
買っといて本当によかった。

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さらに途中からは、ロング棒をくっつけて改造。
さらなるスピードアップを実現。

とはいえ、ペンキ塗り、バカにできんよ。
2、3回屋根から落ちかけて心底ビビったわ。
あわてて途中からクルマの牽引ロープを命綱がわりにした。

なんていうか、
常に自身の退路を計算しながら塗らないと、
ふと気づいた時には安全地帯に帰れなくなっていたりするのだ。
ペンキを塗ったばかりの屋根のまぁ、すべることといったら。

もちろん慣れてる人ならうまくやるんだろうが、
屋根ペンキ初心者の俺にしたらこれはもはや、
命がけのパズルゲームであるといっていい。
いやーえらい目に遭った。

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日没ギリギリで屋根を塗り終えた後、
そのままの勢いで灯油タンクやカベまで塗る。
廃屋寸前だったのが、微妙にオシャレハウスに近づいたような心持ちがする。

久々の休みは、ペンキ塗りに費やされた。