ワンマン列車ばっかりだぜ

イメージ 1

はるばる来たぜ函館。北海道の奥地からじわじわと。

とりあえず函館駅から出てみたのは肉まんとあんまんを買うためと、
早朝に長万部から乗って3時間延々座り続けてこのままではエコノミー症候群か!?と怖れたからに他ならない。

この旅2日目にしてすでに悟ったが…、
汽車の旅というのは、ひたすらじっとしてることに尽きるのである。
観光する気もないしなぁ。

たまにはどこかで降りてフラフラするのもいいかとも思うのだが、
こうヒマだと携帯時刻表とばかり仲良くなって、
今日は最長でどこまで行けるか!?てことばっかり計算してしまうのはちょっとつまらんのである。
ちなみに今日はがんばっても一ノ関で終了である。

んーむ。
家を出る前に知り合いとパソコンでチャットしていて、
この旅ではきっと、
途中下車した寂れた駅で雪に埋もれて行き倒れになっているところを地元の美少女に助けられ、
そこで俺はもちろん記憶喪失になっていて村の人々とつかの間の温かい交流をするに違いない、
という話をして笑っていたもんだが、
とりあえず現状といえば座りっぱなしでカラダが固まってよろしくない、ということぐらいである。
あぁ、昨夜あんまり熟睡できんかったせいもあるな。

長万部駅で昨夜0時ぐらいからベンチでガンガン寝ておったら、
1時ぐらいでおもむろに起こされてな。
それがまた待合室にいた欧米人男&国籍不明女のカップルで、
1時に来た急行に乗る際にご丁寧に俺にも声をかけてくれたらしい。

起きぬけにいきなりむさくるしい男に英語で話しかけられて、

「俺は急行には乗れないきっぷしかないので気にすんな」

などという複雑な英語がとっさに出てくるわけもなく、

「俺、朝、ありがとう」

みたいな超越的なことをつぶやき、しかもヤツらは理解していたようだった。
まぁ、親切で起こしてくれたんだろうから、わるい気分ではなかったな。
それですっかり目が冴えてしまったんだが。

今日の華々しいイベントといえば、青函トンネル越えぐらいやなぁ。