きっと誰の役にも立たない話

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先に言っとくが、
今回は世界中の多くの人々にとってまるで無意義な話なので、読むことをオススメしない。
役に立ったという人がいたらむしろ報告して欲しい。きっと仲良くなれる。

24インチのKoxx-oneマウンテンユニに、たまにはロード用のタイヤを履かせて走りたい。
この時点ですでに誰にとっても関係ない話なんだが、俺にはそういう時がよくある。

デフォルトでついてたDuro WILDLIFEなんたらってヤツはブロックパターンで、幅が3.00。
太くてゴツいのでオフロードでは役に立つし、知り合いに見せびらかしてビビらせるには最適なのだが、
なんと言ってもこれでロードはビービー鳴ってうるさい上に、疲れる。

というわけで、
アイスランド一周用にはタイオガのFS100 24x2.10ってのをチョイス。
これならちょっと細いしロードっぽいし…と思っていたのに、これが超クセモノだった。

なんでか知らんが、個人的にはとにかく乗りにくい。そして曲がりにくい。
具体的には、路面の傾きに対する反応が鋭敏すぎる。
特に、路面の進行方向に対して横向きに角度がついていると悲惨で、路肩なんかがまさにそう。
延々と路肩を走っていたアイスランドでは、これが本当にキツかった。
何回捨てようと思ったことか。
やっぱ自転車用ではダメなのか!?

そして現在。
俺のマウンテンユニに合う、もっと乗りやすいロード用タイヤはないものか?と考えた。

とりあえず自転車屋で『24x1 3/8』ってヤツを買ってきた。
これはおそらくママチャリなどに使うもので、マウンテンユニのホイルからすれば相当細い。
イヤな予感がしたが、やはりまったくホイルにハマらなかった。
でもネットでは、24インチで『1 3/8』とタイオガの『2.10』の間のサイズというものが見当たらない。
うーんこれは困ったと人知れず困ったフリをしていたら、
なんといいのをみつけてしまった。

フラミンゴ専用タイヤである。
日本が誇る(というかここぐらいしかない)マトモな一輪車メーカー・ミヤタが作るフラミンゴ。
コイツの専用タイヤのサイズを見てみると、1.75という絶妙さ。
これはイケルかも知れん!ということで、さっそくマウンテンユニのホイルに組み込んでみた。

ついた。
ハッキリ言ってムリヤリだが、ついた。
元は細いタイヤが無様に広がって正月明けの女優のようだが、とにかくついた。
チューブだからなんとかなってるようなものだ。
ちなみに今までマウンテンユニについてたタイオガはフラミンゴにはまったくハマる気配がないので、
それでムリヤリぶりがわかろうと言うもの。

そして試走。
か・な・り・乗りやすい!
さすがは一輪車用タイヤである。何がどう違うのか知らないが、確かに違う。
こんなことなら最初からフラミンゴのタイヤでアイスランドに行けば良かった!
それならフラミンゴで走れば良かっただろうと思うかも知れないが、それは違う。
なぜなら俺はマウンテンユニのムダなイカつさが気に入っているのだ。
ムダなだけじゃなくさらに重いけど。

よって、上の写真は、そのような複雑な経緯をへて、
晴れてフラミンゴのタイヤがついたマウンテンユニなのだ。

ほらどうだ。
なんの役にも立たなかっただろう。

だから言ったのに。