施工は夜に限る

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長年の無理が祟ったか、先日溶接部分からブチ折れたマウンテンユニサイクルのフレーム。
 
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華麗に復・活!!
 
元々の溶接ではなく、ロウ付けという特殊な手法でくっついてるのがポイント。
当初は絶賛素人アーク溶接で直してみるつもりだったのだが、
『旭川で唯一の自転車フレーム職人』という人物がいると聞いて興味がわき、そこに持ち込んでみたのだ。
それが知る人ぞ知る(らしい)、エゾサイクルという小さなショップ。
日本人はエゾって付けるとなんでも北海道風になると思い込んでいるフシがある。
 
エゾサイクルのオヤジさんは職人風だが話好きのオモロイ人で、
フレーム折れの原因は溶接の精度ではなく、俺の乗り方に問題があるね、と見抜いた。
一輪車での重い荷物を背負った長旅のためだけでもなくて、
フレームの右側のみが折れたのは右に偏ったバランスのせいだろうと指摘され、なるほどと納得。
なんせ俺はユニサイクリストのくせに左右バランスが悪いからな。
元はそれを矯正したくて一輪車に乗り始めたのだが、全然治ってないのが物理的にも証明されてしまったカタチだ。
 
ところでこのオヤジさん、溶接ではなくロウ付けという初めて聞く手法でフレームを繋ぐと言う。
ロウ付けは溶接よりは弱いのでまた折れるかも知れないと言われたが、
この味のあるオヤジさんの仕事を一度見てみたくなり、思い切って預けたらこうなった。
いつもよりガンガン多めに盛ってくれたそうで、見た目も握った感じも頑丈っぽい。
これならなんとかなりそう、な気がする。
 
あとはこの塗装を削った部分を黒く塗りなおせば元通り。なのだが。
 
このロウ付けの部分、熟練した職人の仕事って感じでなかなかシブいよなぁ。
それに下地の銀色も悪くないなぁ。
 
…とりあえず、全部塗装はがして銀色にしてみる?
 
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そんなわけで、まいります。
まずは全体を粗くペーパーがけ。
その際にフレームをよく見ると、キズやサビ、ヘコミがあちこちに。苦労かけたねぇ。
 
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次に、ホームセンターで買ってきた塗装はがし剤を塗りたくる。
 
ホームセンターの塗装はがしは全然はがれないという冗談みたいな話もあるが、さてどうだろう。
 
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うむ、確かにはがれにくいな。
塗装なんてもっとズバッ!とグババッ!とはがれてくれるもんだと思ってたぜ。
 
なんでも、塗装はがし剤を使ったイタズラが横行したせいで、
ホームセンターには効き目の弱いモノしか置かなくなったという噂だ。
ここはやはり職場の同僚オススメの、
『工具屋のオヤジが店の奥から出してくる超強力な塗装はがし剤』
ってのを買うべきだったか。(スケルトンなんちゃらと言うらしい)
 
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へぇ。結局は電気の力を借りてカップワイヤーブラシでバリバリと削りまして、ザッと下地が露出。
初めからこうしてりゃよかったのだが、ホームセンターのヨワヨワ塗装はがしも無いよりはマシだったハズだ。
 
さて、どうせならもっと磨いてピカピカにしたいよねー。
今夜は疲れたのでもういたしませんけれども。
 
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後編に続く。(可能性がある。)