6月14日#2 バラデロ!

ミゲルのレントハウスに招き入れられると、そこはもう、素敵なお部屋!

ミゲル一家が住むのであろう母屋からひと続き。
いかにも元からあった部屋を改装してレントルームにした感じ。
 
イメージ 1
 
広くて快適そうなベッドの上にはタオルが鳥っぽくなってるし!!
なんとオシャレな。
まるで高級ホテルみたいじゃないか泊まったことないけど。
 
驚くべきことに、ベッドルームとは別にキッチン&リビングまである。
いやーいいのかなぁこんな部屋に泊まっちゃって。
ちなみに一泊25CUC。
約2500円でこれはちょっと身震いがするぜ!
 
イメージ 3
 
初めて見るキューバのコンセント。
事前情報どおり、基本は日本と同じ100ボルトでプラグの形も一緒。
そしてここでは200ボルトのコンセントも併設されているのがおもしろい。
ちなみに形状が違うので間違って差し込んだりはしないから安心だ。
 
イメージ 4
 
キッチン、冷蔵庫、扇風機、そしてシャワーまで完備なのに、なぜかトイレに便座がない。
キューバじゃこれが普通なんだろうか…。

とにかく、とにかく。
ここはいい宿だ。
安らげる環境が完璧に整っているし、オーナーのミゲルもいい人そうだ。
今までの苦労を思えば、まさにパラダイスである。
何から手をつけていいかわからないが、まずは洗面所で文字通りに顔など洗ってみよう。
おぉ、日本を出て初めて顔を洗ったよ。
そして次は、寝る。
そりゃそうだよな、今までマトモに寝てないんだから。
ここは寝る!
朝だけどおやすみ!!
 
…いつ眠ったのかもわからんぐらいに速攻で落ちたらしい。
宿に入ったのが朝7時ぐらいだったハズだが、起きたら昼の12時だ。
本当に久しぶりに、何も気にせずグッスリと眠った。
おかげで体力はアッサリと回復傾向だ。
やはり睡眠は重要。
これでやっと、前向きに物事を考えることができる。

さあ、どう過ごそうかバラデロ。
このまま部屋でゆっくりと休むか。
それともちょっと買い物がてら散歩に出て、食料を確保した上でじっくりとひきこもるか。
うーん。
よし、外に出よう。
荷物も下ろして身軽になったことだしな。
 
イメージ 5
 
いかにもリゾート!な感じのバラデロ!
まるでキューバじゃないみたいだ。
太陽が昇ってみれば今日も晴天。
また暑くなりそうだな。いやもうすでに暑い。
 
イメージ 6
 
海辺をしばらく歩いて、オープンカフェのようなところにやって来た。
ビスケットとキューバのビールを買い、テラスで一服。
 
イメージ 7
 
いいなぁーーー。
今日寝るところが確保されているというだけで、この余裕。
海外の人力旅ではビールなんてよほどリラックスできる環境じゃないと飲めない。俺は。
 
しばらくカフェでのんびりとして、今度はバラデロの市街地まで歩いてみる。
徒歩でもそんなに遠くはない。
 
イメージ 8
 
よくわからん旧車 in バラデロ。
日本で見るとオオッて感じだが、こんなのはキューバではまったく珍しくもない。
ただ今までは他のことに必死で、写真を撮る余裕がなかっただけだ。
気分はお気楽リゾート観光旅行!
 
イメージ 9
 
バラデロの街並み。
といっても市街というのは大した規模もないらしい。
歩いているのはちょっと身なりのいい地元民と、あとはひたすら外国人観光客たち。
 
イメージ 10
 
向こうにいるのは馬車。
これまたキューバでは珍しくもなんともないのだが、やはりじっくりと写真を撮るのはこれが初めてだろう。
いかにこれまで余裕のない道のりだったかがわかる。
 
ちなみにあれは観光客を乗せる用の、いわば観光馬車。
キューバの普通の馬車はもっとボロい。農業用になるとさらに汚い。
でもそれがいいんだよ。
 
イメージ 2
 
ちょうどバラデロの地図があってわかりやすい。
細ーーい半島の根元に市街があって、先端にはリゾートホテルが集中している。
そしてどこもかしこもビーチだらけ。これがバラデロ。
カリブ海屈指のリゾートだそうだ。
 
そうそう、こんな風に親切に地図など表示してあるのはここが、『外国人御用達のリゾート地』、だから。
正反対の環境からやって来た俺はこれを見て逆にビックリしたわ。
よく見ると、このキューバにおいてネットカフェすらあるしな!…行かんけど。
 
よしよし。
広くもないバラデロ市街の様子は大体わかった。
それでは次、本命の買い物に行こうか。
目的は食料の確保と、役に立たない高額50CUC札の分解だ。
ここなら両方、期待はできる。
なんせ俺は見つけてしまったからな。
 
キューバの片田舎には絶対に無い、ショッピングモールってヤツを!!