冬の摂理と氷のたしなみ
歯医者の定期検診に向かうべく久しぶりに軽トラを運転したら、
凍結した国道でまっすぐ走らなくてメチャクチャびっくりした。
タイヤはスタッドレスに換えてあるのになんでこんなに怖ろしい子!?
あわてて脇道に逃れてよく考えたら、2駆のままだった。
4WDに切り替えたらフツーに走る走る。
そんなことすっかり忘れてたよ。
冬道なんて2駆でも大丈夫だよなんて言う慣れた人もたまにいるけど、
安全を考えるなら4駆であるに越したことはないよなぁと痛く思い知る。
そして冬になるたびに毎回思うけど、スタッドレスタイヤというのは本当に凄い。
ノーマルタイヤじゃ1メートルも進めないような道をスイスイ走ってちゃんと止まれるなんて尋常じゃない。
このキレまくった発明はもっと評価されていいと思う…といいつつ、
具体的に誰をどう評価していいのかはよくわからないのであった。
とにかく、凍った道でもクルマで移動したいんだ!という人類の執念は、
ほとんどストーカーの域に到達していると俺は思う。
ところで。
このブログを読んでくれているRC34さんが、カブ用のスパイクタイヤを送ってくださったのだ。
昨夜はそれなりに降ったし今日は天気がいい。
歯医者から帰ってきた勢いで、CD90のタイヤをササッとスパイクに換えてみたの図。
そしてさっそく試走。
結果。
このスパイクいいわー。想像の5割増しでいい。
圧雪路面なら何も考えなくても普通に走行できるぐらいだ。
ノーマルタイヤで買い物に行っていた時とは比べ物にならないぐらい走りやすいのはもちろん、
同じくスパイクを履かせたXR250よりも、そしてチェーンを装着した郵政カブよりも安定度が高い。
また、コーナーでリアが滑ってもスライドをコントロールできるところも素晴らしい。
ノーマルだとちょっと気を抜いた瞬間に290度ぐらい回転したりするからな。
いやぁ、CD90スパイク仕様がこれほど雪道と相性がいいとは思わなかったな。
これは新鮮な発見である。
ただスパイクだけに、アスファルトが露出した部分を走ると悲惨だ。
容赦なく滑る上に、スパイクが勿体ない。
今ぐらいの中途半端な積雪ではまだちょっと早いようだな。
そのうちドカッと降ったら、ズギャッと乗り回してみようかね。
しかし用途はあくまでも買い物用である。