タコカレさん

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わざわざこんな坂道まで出迎えに来てくれた彼女は、通称タコカレさん。
旅つながりで知り合った、小樽市民である。
が、この人に会うのはだいぶ久しぶりだ。

実は彼女、つい最近まで青年海外協力隊員としてアフリカのブルキナファソに赴任していた。
しかし当地の治安が悪化したため、一時的に日本に帰ってきているのだった。

互いの近況などを語りつつ小樽まで歩き、
「あえて蕎麦屋の丼物が食いたい」と所望した俺の提案に沿って、
蕎麦屋でカツ丼を食う。
まだ行ったことのないアフリカの話は興味深く、一輪車旅の話なども交えながら、なかなか有意義な時間を過ごせた。

それにしても、小樽は坂が多い。

おいしいソフトクリーム屋があるとのことで食べに行ったが、やはり急な坂の途中だった。
常にユニサイクルに乗ってないと気がすまない系のユニサイクリストは、
きっと色々と大変なので、この街には住まないほうがいいと俺は思う。
そしてソフトクリームはうまかった。

なんと彼女、帰国中の時間もムダにせず、来月から福島県になんらかの手伝いをしに行くらしい。
あいかわらずエネルギッシリな人である。
彼女のブルキナファソ活動等は、以下で読める。
俺の写真があるように見えるのは気のせいだ。

タコカレ海を渡る
http://blog.goo.ne.jp/hjunko/

また福島で会うこともあるかもなーなんて言いつつタコカレさんと別れ、小樽を出る。
ここから20キロも走れば、今日の目的地・余市に着く。
比較的ラクな道のりかと思っていたら、
途中にいくつかあるトンネルには歩道はおろか路側帯も怪しいようなところが複数あり、
人力旅行者にはなかなか厳しいものがあった。

さて、こんな時こそ、前後ライトの出番である。
歩道のないトンネルを歩く際、テールランプは大活躍。
そして今回初使用の前照灯は、充分な明るさとは言えないまでも、
暗い路面をそれなりに浮かび上がらせてくれることがわかり、まずまずの感触だ。
これで、やむをえず夜道を走ることになったとしても、そこそこ安全かつ効率的な移動ができるだろう。
なんせ、明日以降はちょっとした難所だからな。

北海道の旅も後半にさしかかる今、俺が警戒している区間は2ヵ所。
明日越えるであろう稲穂峠と、数日後に突入するであろう、黒松内の原生林付近だ。

札幌、函館間を走ったことのある人なら、きっとわかってもらえるはずだ。
あの辺、しんどいよな!?
バイクで走っててそう思うのだから、人力なら推して知るべしである。

そういうわけで、明日からはちょっとしたトライアルになるだろう。
明日の天気はいいらしいが、その後が良くない。
天気との兼ね合いもまた難しいところだ。
ま、なんとかするけどな。

おっと、今日の走行は51キロ。
やっと寝れるぜー。