マズいモノと食えないモノには線引きが必要だ
最近新しくできたアジアンスーパーに行ってきたので、何か面白いモノがあれば撮ってこようと思ったんだが。
変に出来がいいのか、あんまり楽しめる物体はなかったな。
アメリカにいてもどら焼きが買える。
しかも北海道小豆100%!
地方のスーパーにありがちなお菓子の詰め合わせパックもある。
ああこれ今見ると妙に食いたくなってきた。買えばよかったかなマジで。
特に桃山。やっぱ桃山だよね。
…でもこれたぶん、マズいんだよ。後述の理由でな。
何これフルーツ大福?
これは本当に日本産なのだろうか。自信がない。
ちなみに、コアラのマーチなどのチョコ菓子も売られているのだが、チョコには注意が必要だ。
なぜならチョコ系は、大体一度溶けて固まったような形跡があっておいしくないのだ。
そりゃチョコを南国の適当な場所に長期間放置してたら溶けるよな。
そういえば、かつてお土産用に煎餅を買って箱に入りきらないため自宅で消費しようとしたことがあったのだが、
これがまた油が古くなった据えた臭いがひどくて食えたものではなかった。
あれは一体何年間スーパーの棚だの倉庫だのに滞留していたのか。
こっちの日本産食品はなぜか消費期限が表示されていないので、このように博打要素が満載なのである。
というわけでお菓子類はあんまりオススメしないなぁ。
お~いお茶なんてのもある。
他にも日本で有名な缶飲料なら結構ある。
需要があるんだろうか。俺はわざわざ買ったりしないが。
豆腐はアメリカ産のTOFUでよければ普通に買える。
種類は絹ごしと木綿ではなく、SOFT, FIRM, and EXTRA FIRM だ。
エクストラはグラグラ煮ても寸分たりとも煮崩れしない超硬仕様なのである意味重宝する。
うどん、そば、こんにゃくに加え、しらたきすらも完備だ。
ほら、アメリカ暮らしもそんなに辛くなさそうな気にだんだんなってきただろ?
アメリカで食うどんなラーメン(っぽいモノ)より760倍うまいのが日本のインスタントラーメンだ。
と言いつつインスタントなんてここ1年以上まるで食っていない。
お次は乾物コーナーだ。
干し椎茸は残念ながらほぼ100%中国産だが、なぜか日本語表記されているものがあって謎が深まる。
それもかつてよく見たような惜しい日本語ではなく、わりとちゃんとした文章。
中国の会社が外国向け商品にproduct of China と明記しつつ日本語で説明文を書いて一体何の得があるのか。
なんとなくそっちのほうが高級そうに見えるとか、相手が勝手に日本産と間違えてくれるかもとかそういう理由なのだろうか。
いずれにせよ、いくらマトモな日本語で書いたところで、日本人ならやはり全体的に違和感を覚えて瞬時に見破ってしまうのでまだまだ甘い。
まぁ、あと数年もしたらどうなるかわからんが。
正しいエセ日本語食品というのはこういうモノを言う。
自然の顔って、ノーメイクとかスッピンとかそういうことか?
紅ショウガもあるので、完全なお好み焼き&焼きそばが実現可能だ。
探せば長芋もあるからな。
確かあれだ、ナントカカントカ・ヤムって言う種類の芋が限りなく長芋に近い。
なんの得にもならない情報だ。
ここまで南国らしい物体がひとつもなかったので、これを載せておこう。
こいつはいわゆる、ジャックフルーツというヤツだ。
巨大なわりにおいしくないらしいので食べたことはない。
持ち帰るのも大変そうだしな。刺さったら痛そうじゃないか?
野菜コーナーには時々妙な植物もあるが、大体は一般的な調理法で応用が効く。
ちなみに写真のお姉さんは知らない人です。
うーむ。
なんかこう、アジアンスーパーに来てもまったく新鮮さがなくなってしまった。
ほんに慣れというのはおそろしい。
こういう場所に来るのもせいぜい1ヶ月に1回で充分だしな。
ダイコン系はたぶん日中韓あたりで3種類に分かれていて、和食の大根料理を作りたければ日本の大根を使わないと大抵失敗する。
固すぎたりとか。苦いとか。
ナスも中国茄子と日本のヤツは色やサイズだけでなく味や固さが結構違うので区別する必要がある。
秋の夜長にシンプルな焼きナスを味わいたければ日本のナスが無難だ。
何やら攻撃的な文言が並んでいるが、要はビーフジャーキーか何かだ。
よく見ると左がノーマルで右は越式であるらしい。
ベトナム風ってことか。買わないからどうでもよい。
わかった。これは由緒正しいパクリだ。
まぁこんな感じで、アジアンスーパーに行けばいろんな日本(風)食材も手に入る。
ある食品がこっちでは珍しくて高級品化することはあっても、食べられないということはないので安心である。
それに、調味料さえ確保できれば、こっちの野菜や肉を使ったところでイヤでも和食の味になるところが素晴らしい。
醤油ってほんと万能だよ。
これは日本の三大発明の1つに加えるべき。(他の2つは日本刀と土偶)
関係ないけど最近駐車場で見かけるちょっとシブいクルマ。
たぶんカローラ。(自信率74%)
クルマと言えば、アメリカのピックアックトラックにはたまにこういう大型トラックみたいなダブルタイヤ仕様がある。
純正ではなく改造の類だと思う。
ロクに荷物も載せないクセになんでわざわざ幅を拡げたがるのかワタクシには理解できない。
こっちの車体関係の法律って緩いのかねぇ。
インド人マニーシュがライト付きの無料テニスコートを探し出してきたので、我々の闘いはついにナイターに突入した。
先日は彼の知り合いというカナダ人の小太りおじさんにいやらしいスライスで翻弄され敗北。
俺はスライスが大好きだが相手にやられるとこんなにムカつくとは知らなかった。
その後はインド人一族とダブルスで戦いやはり負ける。
テニスを始めて以来、試合をすればドミニカ人、インド人、カナダ人と連敗中である。
こんなに腹立たしいワールドワイド感は御免こうむりたい。
一体どこの国の人間になら勝てるのか。
パプアか。パプアなのか。
次は、もっといやらしいスライスで勝つ予定である。