大体押したらなんとかなるよな


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しばらく前に当て逃げされたバンパー。

このままと言うわけにもいかないので、パーツも集まったし修理するとしよう。
自分で。

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近くの板金屋まで見積もりに持って行ったら、アフターパーツを使っても驚異の834ドル!だったからな。
日本円なら10万コースだ。これは厳しい。
保険を使うにも保険料の値上がりを考えると微妙な額なんだよな。

知らなかったがどうもプリウスのバンパーってのは、部品で注文しても黒いベース色のままやってきて、そこから塗装が必要らしい。
その塗装代が高いんだよ。自分で綺麗に塗る自信はまるでないし。
クルマってそういうもんなのかな。バイクは色ごとにパーツが出るのが普通なのでびっくりした。

というわけで、できる限りDIYでやる定めだったのだ。

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うーんひどい。まったくやってくれたぜ。
バンパーだけならまだしも、ウィンカーの基部もついでに破壊してくれたことが痛い。
バンパーよりウィンカーのほうが高いんだよ!

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さて、まずはバンパーを外そうか。
保証期間中はディーラー整備だったのでボンネットを開けることすらほとんどなかった。
まぁネットにいくらでも情報はあったから大丈夫だろう。

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こんな感じで、上と横と下にあるボルトとクリップを外していくだけ。
このプラスチックのクリップってのが、付け外しも簡単でしっかり固定してくれるので大したもんだと思った。
最初ムリに外そうとして2つほど破損したけどな。

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はい取れた。
いろんなモンがついてて何が何やら。
全てが大体直感的にわかるバイクや軽トラとはエラい違いだ。
ハイテク機器ってのは触るのが怖ろしい。

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バンパー裏側。
塗装代にビビったので新品は注文していない。とりあえずなんとか自力で凹みを修正してみる所存。

しかし、まずはウィンカーの交換だ。
アフターパーツで110ドルぐらい。台湾製であった。

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このウィンカーアッセンブリの固定部も、なんだかよく考えられたような複雑な設計をしてるんだよな。
強度と作業効率を追及して試行錯誤を重ねた結果がこういう作りになってるんだろう。感心感心。

で、肝心のバンパーの凹みなんだが…。

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裏側からグイッと押したら、なんと元に戻った。ある程度ね。
誰もが夢見る安直な凹み修理、『裏からグッと押す』 が珍しくも通用した瞬間だ。

細かいキズや塗装剥がれ、浅い凹みなどは残るが、新しいバンパーを注文して塗装も頼んで付け替える費用を考えればこれぐらいは許容範囲だろう。

今日は暑いなあ。

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バンパーの裏に発泡スチロールの板が付いているのがなんともいえない。
ないよりはあったほうがいいんだろうな。

それじゃあさっさとバンパーを付けよう。
ここで見知らぬオッサンの乱入により少々手間取るも、なんとか装着。
こういう作業って、よほど人手がいる工程以外は一人でじっくりやるほうが捗るし好きなんだよな。

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よし、無事にウィンカーも点灯するし。

それにしても汚いな。
当て逃げ以降は洗車する気にもならなかったから当然か。
後で洗おう。

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見た目はまだちょっと悪いけど、修理前よりは遥かにマシ。

eBayなどのオークションサイトにある中古バンパーなんか、これよりひどい状態のモノが新品近い値段で売られているのでまったく話にならないのだ。
というわけで、今回はこんなもんで良しとしよう。

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サラッと洗って、ハイ完成。

最初は900ドル近くの見積もりに仰天したが、結果的にはウィンカーを買った110ドルの出費と工具購入代金だけで済んだので助かった。
工具はこれからも使えるので問題なし。
日本では相当な数を集めた工具もすべて手放したが、またこうやって少しずつ増えて行くのかねえ。
歴史は繰り返すってやつか。違う気もする。

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マイアミはワシが育てた。

(マイアミ旅行時に載せるつもりだったがすっかり忘れていた画像を今さら。)