バイクギター日本一周Tシャツ旅

よく寝たなぁ。 ふかふかのシーツは、 野宿にはない極上の眠りをもたらすよ。 家に入って何か食べる前には、 無意識に手洗いとうがいをしたりしてな。 2ヶ月ぶりで美瑛の丸太小屋に帰ってきたら、 途端に元通りが押し寄せてきた。 優しい感覚におおわれる。…

できた。 そろそろ帰ろう。

最終ラウンド

この旅で最後の店開きは、 美瑛の丘。 家までバイクで5分。 もう日焼けはするわ、 隣のジャガイモ畑は防除で農薬バラ撒くわ、 当然のごとく売れないわ。 正直、売れるかどうかは東北あたりからどーでもよくなってきてるけどなぁ。 やはり俺に、商売人の素質…

やはりこうなる。

北海道の道は広いねぇ。 それに、クルマのスピードがハンパじゃないって。 俺も初めて北海道に来た時は、 このいつでもどこでもハイウェイなペースに大変驚いたものだが、 2ヶ月ぶりに北海道に戻ってきてもやっぱり驚いた。 まぁ、セイコーマートで休憩して…

伝説の船

船の寝床が通路になってしまった。 ま、こっちのほうが人口密度も少ないし、 むしろ望ましいぐらいだ。 しかし今回、人多いよなぁ。 自衛隊プラス観光客のせいか? えー、そんなこの船は、 八戸から苫小牧に行く、 川崎汽船かなんかのフェリー。 中でも午後1…

あえてブログで連絡

今、八戸市街の公園でのんびりと雨を凌いでいるのだが。 おーい桜井、 おまえと愛娘(3歳)の親子Tシャツ描いたぞ。 これで良けりゃ送るから、 そろそろ住所教えろよ。 これを親子で着れるもんなら着てみろ。 そして0から1350万円の範囲で最初に思いついた…

ぐるりと。

2ヶ月弱ぶりに帰ってきた青森の街は、 やっぱり閑散としていて俺をホッとさせた。 あの時自分が初めてTシャツを広げた場所を見て、 そりゃあそこじゃ売れんやろ…と深く納得するが、 かといって、他にいい場所を見つけられるわけでもない。 そんな中途半端…

津軽地獄

写真があるのであまりいろいろ書かないが。 …苦労した。 エンジンかけてたのは最初だけで、 あとはほとんど惰性で下り、 タイトなカーブはバイクから降りて押した。 ハッキリ言って、あんまりカッコイイもんじゃない。 階段を仲良くおりて来た母子から、 「…

津軽天国

弘前方面から津軽半島を北上して竜飛岬へと至るルートの途中には、 竜泊(たつどまり)ラインという区間があって、 この道の魅力がまた、 とても一言では語り尽くせない。 日本海を臨みながらのワインディングは無数のつづら折りを形成し、 登りでは青空に向…

流・異次元都市秋田

近頃のスーパー銭湯は、素晴らしい。 思わず住民票を移して住みたくなるぐらいだ。 結局施設の半分も活用しないままだったが。 そして、こうした贅沢な暮らしを体感した後、 俺は必ず考えてしまう。 こんな快適すぎる生き方は、おそらく長続きしないだろうと…

超・異次元都市秋田

写真は、秋田名物(らしい)竿燈祭の練習風景。 あんな重そうなモン持ってよくウロウロできるなぁ。 いやいや、それどころじゃないんだ。 ゴールドなコスモを放つおば様はやはり花屋の社長で、 一緒にいる女の子はそこの店員さんらしい。 俺は社長に言われる…

真・異次元都市秋田

体格はいいが優しそうなお兄さんが選んだのは、 鹿児島で書いた『全開』と、 広島で描いた『相聞宮』。 なかなかシブいチョイスだ…。 『全開』は、鹿児島の段ボールに絵を描くギター青年が、 「俺は金がないので買えませんが、 これは絶対に売れますよ!」 …

異次元都市秋田

左手に美しい日本海を眺めつつ、 ひたすらバイクを走らせていると、 やがて秋田に着く。 秋田駅前。 キレイでオシャレな感じの駅ビル。 …が。 人、少なくないか…? 土曜でこれかよ。 ゴーストタウンかよ。 なまはげの絵と像は至るところにあるくせによ。 く…

かけそばを食う

道の駅第1号なのが気に入ったのか、 俺はまだこの豊栄(とよさか)にいて、 ふと思い立って、 『迷いなし』の5代目を書いてみた。 んーむ。 漂うアンニュイ加減が、なぜか初代にそっくりだ。 濃く書いてもないのにところどころにじんでるし、 しかもなんか…

あらまあ!

新潟県、道の駅 豊栄。 野宿の聖地として認定します。

新潟ッス。 夜になって降り出した予報外の雨は、グズグズと今まで残っている。 せっかくの金夜ではあったが、 俺はこの新潟で、Tシャツを広げなかった。 雨のせいもある。 しかしそれより今夜は他にやりたいことがあり、 黙々とそっちに集中していた。 この…

距離

やあ、金沢だ。 大阪や京都を、ポーンとスッ飛ばしてしまったよ。 当初は大阪京都でガッチリ勝負する気マンマンやったのにな。 まぁ、そんな気分だったのでしかたがない。 しかしなんとなく走ってたら金沢まで来るとは思わんかった。 言うても神戸から350キ…

星をさがす

夜通し走って行けるとこまで行くハズが、 尼崎市ごときで力尽きて、 ようわからん歩道橋の下で寝てしまった。 やはり健やかな人生を送るにあたって最も忌むべきことは、寝不足である。 今回の旅は寝不足が横行しているのがどうもいかんのだ。 野宿でしっかり…

卒業

来る者は拒まず、去る者は追わず。 それが先生の口ぐせで、 まさにそれを地でいく人のように見えた。 学生時代、 俺には同じ大学の学生たちの間では印象に残るような知り合いはできず、 いかにも学生っぽいサークルやバイトやコンパや旅行なんてのも、 新聞…

それぞれの選択

小中学時代の同級生たちが、 今やそれぞれの道を歩いているのは当たり前のことではある。 俺は今まで、そいつらのことにたいして関心がなかったのか、 ほとんど行方を知りもしなかった。 でも今は、いろんなヤツらに会って、話を聞いてみたいのだ。 地元で西…

俺の好きな人々

7年ぶりで顔を合わせた父親は、 白髪が目立ったが案外普通で、 パンばっかりじゃ栄養が偏るから昼メシにはラーメンを作って食えといい、 俺はインスタントラーメンに、 せめてこれぐらいはとネギを刻んで入れた。 家にはいつのまにかバイクが2台もあり、 …

おもいだした。

名古屋で描いたこのTシャツは、 かなり妙な出来栄えではあるが、 実は個人的に1、2を争うお気に入りである。 とはいえ、いかにも売れそうにないので、 こいつは永く俺の手元に残るだろうと思って安心していたし、 ズラッと並べてるTシャツの中からあえて…

帰郷

7年前に神戸の家を飛び出した家出息子が、 今になってギターとTシャツを抱え、 バイクに乗ってノコノコと帰ってきた。 ただ、それだけの話。

直感回避

なんとなーく、 やめといたほうがいい気がする。 岡山県の倉敷には美観地区という、 昔の町並みを残した観光名所があって、 俺は今そこにいるわけだ。 ここでTシャツを広げてみようと思ってしばらく徘徊してみたんだが、 これがどうもおかしい。 露店の物売…

月想

昨夜会ったデザイナーの彼のお宅に今朝、 お邪魔したのである。 彼とその奥さんの作品をそれぞれ見せてもらうためだったが、 まずは風呂に入れられ、 美味しいご飯をもご馳走になってしまった。 俺のページを長年見てくれているらしい旦那さんは広告などを手…

描きたい!

夜の8時の怪人物は、 実は優しげな物腰をした、 運転代行のドライバーだった。 …なるほど、そう来たか。 ミュージシャンでもその道の大先輩でもなかったわけだ。 俺のブログに時折コメントを書いてくれる彼のことを、 俺はてっきりブログを始めてからの読者…

福山は何を見せたいのか。

俺がこの広島県の福山という街にやって来たそもそもの理由は、 あまりカッコイイものでもないので書かないでおく。 とにかく俺は、 福山城のベンチで長々と昼寝をし、 イトーヨーカドーで赤ちゃんを連れた若いお母さんと旅についてあれこれと話す機会を得た…

閉じゆく

広島は怖ろしい街だと思って警戒していたが、 今のところそうでもない。 広島ヤクザに因縁つけられて、 朝日ソーラーの材料にされたらどうしようと考えていたのは一体何だったのか。 逆に言えば、 現代の日本の街はどこも規模が違うというだけで、 住民の習…

ただならぬ交流

えーと。 下関の、しかも関門トンネルを抜けてすぐ近くの場所に、 岡本さんというダンディなオジサマがいてね。 俺のページを以前から見てくれていたらしい彼に呼んでいただき、 トンネル通過と同時にこうしてお邪魔しているわけである。 四国、九州と寝不足…

フグに吸い込まれる!!

ついに九州脱出だが、 それにしても関門トンネル前が工事かなんかで渋滞しておる。 これならブログ書けるぞ。 さっき門司の郵便局で昨夜のBMWシャツを発送し、 九州での宿題はすべて済ませた。 今朝改めて見たらホイールが歯抜けになってたりしてあわてて描…