現在地、ヴィークを出て約20キロ 朝、寒い。 やはり雨。深夜から降り始めたようだ。 テントの床が濡れている。寝袋までシットリ。 みじめだ…。 テントに被せといたシートのおかげで水浸しというほどではないにせよ、 やはりこの装備では、完璧な防水にはほど…

いまだにスッキリしない天気ではあるが、 だんだん回復しかかっているような気もする。 とにかく次なる目標は、ヴィークの街！ おらぁぁ、行くぜぇぇーー！！ とは言いつつ、やたらとマメに休憩。 写真の背後のあの急坂！あれを降りてくる時にムダな体力を使…

昨日は暖かかったが、夜はやはりちと寒かった。 早朝に目が覚めたら身体が妙に冷えているので、成田空港で買った顆粒の葛根湯を飲んでみる。 アイスランドの隅っこで風邪なんぞひきたくない気持ちでいっぱいだ。 1600円のテントは安物だけにフライシート（テ…

走るか、歩くか、座って休憩するか。 このシンプルな３種類しかやることがないんだよ。 また休憩。 重いリュックを下ろし、路肩の斜面に座りこむ。 ふーー。 あれ…？ 俺が来た方向から、何か細いモノが近づいてくる。 あぁ、自転車だ。 チャリダー…か。 その…

よく寝た。 たまに寝る普通のベッドというのは実に素晴らしい。 このゲストハウスに客は俺しかいないらしい。 よって人目を気にすることなく部屋と共用のトイレ＆シャワーを行き来し、 最後は空ペットボトルに水を入れて出発準備完了。 今日は天気がいい。 …

ようやく外が明るくなってきた。 しかし、嵐か台風並みの凄まじい風は、落ち着く気配がまるでない。 次の町まで35kmほどあるらしいが、 これほどの強風と寒さでは、一輪車はおろか自転車やバイクですらとても走る気がしない。 そもそもこんな荒れ狂う風の中…

今度のドライバーは、子連れのお母さん。 セルフォスまで行くので乗って行くか、と。 …お願いします…。 もう決めていたので、迷うことはない。 一輪車とリュックを後部座席に入れ、俺は助手席に座る。 ドライバーはドイツ人の女性で、後ろに幼い男の子を乗せ…

レイキャヴィーク市街の主要道路は２車線で広く、 クルマの流れとスピードは、日本ならどう見ても高速道路である。 側道や歩道があればそこを行き、 時々そんな道が途切れて無いような場合は、いいのかどうかは知らないが、 しょうがないので完璧ハイウェイ…

タクシー事務所の仮眠室で早朝に起床。 なんだが。 あら、事務所内に誰も居ない。 なんて素敵に不用心。 一輪車でアイスランドを一周しようなんて言うヤツは、 確かにある意味、何もしなさそうに見えるのやもしれん。 しかしそれにしても、なぁ。 と言いつつ…

軽量化を果たしたコンテナを出発した時点で午後４時ぐらいだった。 そこから延々と進み続けている。 ３kmぐらい走っては、しばらく降りて歩く。その繰り返し。 すでにわかっていたことではあるが、 俺は一輪車に長時間、連続で乗ってはいられない。 股が痛く…

着いた…。 不思議と着いたなアイスランド…。 第一印象は、何もない感じ。そして、広い。 ちなみにここはケプラヴィーク空港というのだが、 それがアイスランドでどのへんにあるのか、詳しくは知らない。 まあこの辺だろうな。 というのがなんとなくわかるぐ…

小銭撲滅作戦のため、 26デンマーククローナ（500円ぐらいか？高ッ！）で買ったコーヒーが、デカい。 デカい。 こんな量のホットコーヒーを出されたのは生後初かもしれない。胃が荒れるじゃないか。 …こんな感じで。 コペンハーゲンの空港にて、延々と時を待…

ようやく北海道に帰ってきたよ。 これは滝川の菜の花畑。 カブでチンタラ走るのは意外とおもしろいもので、 今まで何度か通った道なのに、 今まで気づかなかったものが自然と目に入り、 さらにフラフラと立ち寄ってしまう。 樺戸囚人墓地とか、 最北の城・徳…

アイスランド旅日記の途中で、 にゅるんと神戸から北海道に帰るとする。 カブで。 いやぁ、学生時代に働いてた新聞屋で中古を貰ってねぇ。 いま舞鶴港にいるんだが、 途中まで父親がついてきて親子ツーリングでしたわ。 舞鶴小樽フェリーは20時間。 うーむ。…

成田空港近くのネットカフェで朝。 寝坊が気になるのと海外脱出前日で気が昂ぶっているのとで、 ちゃんと眠れたのかどうかよくわからない。 これから10時間以上飛行機に縛りつけられるのだから、 睡眠不足はむしろ歓迎ということにしとこう。 ネットカフェか…

まずは北海道から東京に飛ばねばならない。 そのためには、今日の昼には家を出なければならない。 しかし、今日に至るまで、 全っ然まるでほっとんど荷造りをしてなかった。 さらに交換を予定していたタイヤが出発当日の今日になって配達されやがった。 迷っ…